【utit】僕 の 初 恋 の 人 で あ る 君 が 僕 の こ と を 忘 れ た 理 由【mfmf】

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そらるさんの家に着くと、やっぱり皆いて、ゲームをしていた。
僕も混ざろうと思っていたけど、そういえばもっと重要なことを忘れていたと思い混ざっていない。
人数が多いのにコントローラーは多くないから、交代制。
そらるさんが来るのを待っているけど、１位の人は必然的にもう一回だから、全然来ない･･･！
だから今さっき負けた浦田さんでいいかなと思いチラッと見る。
待って、この人皆が和気あいあいと遊んでいる中で、携帯のアプリで問題解いて勉強してるんだけど、真面目かな？

『浦田さん浦田さん、手伝ってほしいことがあるんですけど』

「却下」

本題に入っていないのにスパンッと断られてしまい、なんでですかー？と浦田さんのことを揺すりながら聞いた。
浦田さんはめんどくさそうな顔をしながら、僕のことを睨む。
浦田さんは元々目付きが悪いため、睨んだらもっと怖い。

「･･･どうせ掃除手伝え、だろ？」

『お、よく分かりましたね！』

「お前･･･自分の部屋の掃除くらい自分でしろよ」

たしかにその通りなのだが、どこにどうやって片付ければいいのか、それが分からないから困っているのだ。
何が要らないのかも分からないし、だから手伝ってもらいたいのだが、浦田さんはきっと手伝ってくれないかもしれない。
僕はため息をつくと、そらるさんにやっぱり言おうと立ち上がろうとした。
すると、僕が立ち上がる直前に、浦田さんが勢いよく立ち上がった。

「絶対になんか奢れよ」

『･･･やっぱり浦田さんってツンデr』

「手伝わねーぞ？」

『わぁ！なんて心優しいんでしょう浦田さん！』

浦田さんは少しだけ笑うと、ゲームをしている皆のところに行って、皆にも掃除をするということを話していた。
浦田さんの、なんだかんだ言ってしてくれるところ、本当昔から好きだな、なんて実感した。

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