NO.65 ページ39
『昔、Aが遊廓を足抜けをしたのは知っているな?
その時お前と居た日々があった
あの時から、地獄は始まっていたんだ』
群青玉を貰った後、お前は居なくなった。
この子はそれを健気に耐え、ずっと待っていた。
“巷では最近勢力を掲げて鬼兵隊が暴れだしたそうだ”
この噂を聞いてAは悟った。
「晋助が迎えに来た」のだと。
その頃、時影とAの所には靜が居た。
Aはお前が居なくなってからずっと一人の神にお前が無事であるようにと参りに来た。
靜はそれを見ていたのだろうな。
あの夜、殺人鬼が村に入り込んできた。
殺人鬼は一人一人なぶり殺していった。
よくある麻薬を常習している
だけど麻薬は最悪なことに周りの人間に血液の媒介によって感染していくものだった。
時影はいち速くその事に気付いて周りの家に伝えに行った。
家の中にAを残して。
時影は殺人鬼に斬られた。
だけどまだ生きていたんだ。
Aを助ける為に近くの家に火を起こした。
そして叫んだ。
「逃げろ!!!お前だけは生きてくれ!!!」
その叫んだ先には、時影が庇ったAが居たんだ。
帰りの遅い時影を探しに行くためだろう。
家を出て、殺人鬼に鉢合わせして……。
時影はそれを庇って傷を負った。
でも、それでも、Aを助けようと家屋に火を放ったんだ。
だが、時影の必死の抵抗も虚しかった。
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ルア(プロフ) - ゆむさん» ありがとうございます!!更新がんばりますw (2018年11月27日 22時) (レス) id: 4db871a03f (このIDを非表示/違反報告)
ゆむ - 更新頑張ってください!いつも楽しみです(*^_^*) (2018年11月27日 22時) (レス) id: 3bc7fc3849 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルア | 作成日時:2018年8月30日 21時