世界一愛する君の側へ

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「────…ハァッ…………!!!!」



目が覚めると見慣れない天井。




身体を起こそうにも身体に力が入らない。





しばらく仰向けのまま掠れた目に真っ白な天井を映した。



しばらくボーッとしていると妙に右手だけは暖かくて。



視線を向けるとAが寝ていた。


俺の手を握り締めて。






少しだけ力を加えて握り返すとAはゆっくりと目を開けて、

俺を見た瞬間に顔が一気に綻んでいく。



『………し…しん、すけ……晋助…………ッ』




どんどん目に涙が溢れて、頬を伝ってシーツに染みをつくっていく。




手を少し動かして涙に触れると、暖かかった。





「……なき…虫…………だ、な…」



『………晋助……晋助…生きてる……ッ』



「………ん…だ……そ、れ……」




丁度靜(・)達と来ていたのか、ドアが開く音がして銀時(・・)と嘉成靜(・・・)が入ってきた。




「高杉っ!!!!?」



「えっ!?

医者(せんせい)!!!」





その後は慌ただしく医者や看護師に質問や身体を診てもらったりして結局色々と次の日に持ち越しになった。

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