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中年と幼女の会話(後日談) ページ29

ヨコハマのビルの最上階で幼女と中年男性は話していた。




中年男性の纏う物は全て一等品。普通の一般人が手に入れれる物では無い。
...まぁ、ソレが唯の一般人であったらの話だが...



「そう云えば、あの絆創膏は役にたったかね?」


男性は微笑み乍、聞いた。

幼女は少し考え込んで笑い



「ええ!」

とニコリと微笑んだ。

男性も釣られて嬉しそうに笑ってから上等そうな机の引き出しから一枚の写真を取り出した。


「そうか、あの人にも大事な人が出来たのか、、」


男性は懐かしむ様に笑い、大事そうに古い写真を見つめた。


「レイコさん」


そこに映るのは、幼女が絆創膏をあげた色白の少年にそっくりな女性。


その時の自分には分からなかった。その人が何処から来たのか...否、





『何処の時間から来たのか』









しかし、男性...森は其の人が何処か遠くから来たのだと...

そして、本当は会っては、、此処に居てはいけない人、、

自分より余程...とても綺麗な人なのだと...、その時思ったのだ。






その儚く、消えてしまいそうな笑顔は森に何処か切なさを与えたのだ。




「何、辛気臭い顔してるのよ!」


回想していた森はどうやら上の空だったらしい。


森「嗚呼、御免ね!エリスちゃん!...少し、懐かしくてね」

エリス「ふ〜ん。」

森「其れよりも!!エリスちゃんに着て欲しいお洋服があるのだよ!!」

ふふと笑い、顔を緩ませ赤色のワンピースを見せる森。

エリス「リンタロウキモイ!!」

其れから逃げる。エリス



中原「頭領、失礼しま.......した。」

扉を開け、すぐさま閉めた。中原中也。



いつもの雰囲気に戻ったポートマフィア頭領の部屋。




机の上には、若い頃の森の姿。そして、探偵社社長...福澤の姿。その頃、何処からか、すっと現れた夏目貴志の祖母...レイコの微笑んだ姿が写っていた。

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設定タグ:文スト , 夏目友人帳   
作品ジャンル:アニメ
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にんじん(プロフ) - これからも頑張って下さい! (2018年12月30日 16時) (レス) id: 7151c9dc13 (このIDを非表示/違反報告)
ReiLei(プロフ) - こだぬきさん» 良かったぁ。ありがとうございます(泣) (2018年12月16日 19時) (レス) id: e65e94b2de (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - お疲れ様です、お仕事早くて助かります。今回のお話で『人がいる分闇もある』と考えさせられたお話でした。これからの更新も楽しみにしてます! (2018年12月16日 19時) (レス) id: d065086080 (このIDを非表示/違反報告)
ReiLei(プロフ) - まんじゅうねこさん» 分かりました!この回が終わり次第考えますのでよろしくお願いします。 (2018年12月16日 17時) (レス) id: e65e94b2de (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ(プロフ) - 作者さん仕事はっっっや← . 私もリク良いでしょうか?マフィアと夏目君の絡みが見たいです!宜しければ是非。 (2018年12月16日 10時) (レス) id: 5748b81071 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有栖 | 作成日時:2018年8月7日 20時

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