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紅雪の記憶篇 ページ18

それから数日経ったある日の事



近「A、トシ、今日は俺たちみな出かけなければならなくてな」



『…。』



私は自己紹介の時以来ほとんど喋らなかった。



土「…わかった。 気おつけて行ってきてくれ。」



近「おう!あ、トシ今日の昼飯はAと外で食べて来い!

ほれ、これで頼むな!じゃあ!行ってくる!」



土「あぁ、分かった。」









土方side




…とは言ったものの俺はガキの扱い方なんて知らねぇぞ。




『……』


こいつなんも喋んねぇし


最後にこいつの声聞いたのなんて何日前だよ。


確か。『トシ?は私に似てる』

って言われたことくらいだし。



…てかそれどういう事だ……。




それにこいつの親はどうしたんだ?




土「お前、親はどうした」


『……』


やっぱ喋んねぇか…





『親は、』


喋った!!!


『あの人達は殺した』


そこからAは、親を殺 した理由を話してくれた。




土「お前、その姉ちゃんはどうした。」


『お姉ちゃんは…私を見て怖がって逃げていった』




土「…そうか。」


確かにこいつは俺に似てるかもしれない。




グゥー



『…』


土「腹、へったのか?」


『うん。』


土「飯行くか。」



『ん。』



それからしばらく歩いてファミレスに入った



土「ハンバーグ定食2つ」



『…おいしい』


土「そうか。よかったな」


それからAは本当に美味そうにご飯を食べてはいたが笑わなかった。




帰り道にAがある店の前で止まった



土「どうした」


『トシ……これは、何?』


土「あ?お前飴も知らねぇのか」


『あめ???』

土「糖分の塊だ。」


『…食べてみたい。』



…まぁ金も余ってっしいいか


土「ほら」


『…』


土「ここを開けて食うんだよ」


『…甘い。


トシ?ありがとう』ニコッ



え、こいつ笑った??

なんだ、そっちの方が全然ガキらしくて良いじゃねえか。


土「お前はそうやって笑っときゃいいんだよ。

ガキはガキらしくしてろ」


『…うん』



ミ「まぁAちゃんやっと笑ったわ」コソコソ

近「やはり子供らしくて可愛らしいな」コソコソ

沖「あいつ初めて笑いましたね」

近「トシに任せて正解だったな!ミツバ殿」コソコソ

ミ「えぇ、そうね笑」コソコソ




…隠れてるつもりだろうがばればれだぞ。


まぁこいつの笑顔見れたらないいか。←トシ良い奴泣いたわ。By作者

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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 真選組   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぷりん | 作成日時:2020年11月23日 0時

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