愛してる

おとまり ページ21

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今週は本当に頑張ったと我ながら思う
週末にあるデートのためだけに今週を乗り越えたと言っても過言ではないレベル
お互いが忙しいから、週末はなるべく一緒に過ごそうっていうルールで2年間続いてきた

今日は久しぶりに お家デート をする
普段はお買い物とかまぁいろいろするんだけど1日家でゆっくりするのは本当に久しぶりだ
一緒にご飯を作ったり、映画を見たりして過ごす

「今日はもう遅いし、泊まってくでしょ？」

さも当たり前と言わんばかりの顔でこっちを見る

『せっかくだしそうさせてもらおうかなぁ…
お洋服だけ借りてもいい？』

勿論 と頷いてからクローゼットを漁る
生憎私は祥彰くんよりも小さいから何を着てもぶかぶかなんだけど
はい と手渡された短パンとスウェット
祥彰くんにお風呂を勧められたのでお言葉に甘えて入ることに
スキンケアの類は持ってないから祥彰くんのものを少しだけ拝借して、急いで服を着る
当然の事ながら祥彰くんの匂いがするわけで
祥彰くんに抱きしめられてるみたいだなぁ なんて思いながら浴室を出た

『祥彰くん、お風呂ありがとう』

「ん？いいよ、ほらここ来て」

脚の間を ぽんぽん と叩いて微笑む
私が変な顔してたのかけらけらと笑いながら

「髪乾かさなきゃでしょ？」

『乾かしてくれるの？』

「やってみたかったんだもん。ほら座って」

『そう？じゃあ…失礼します…』

髪綺麗 とか サラサラ とか沢山褒めてくれる
温風で乾かし終わったら冷風を当てて、櫛で梳かしてくれる

『へへ、ありがとう』

「ふふ、僕も楽しかった」



「それに、Aちゃんから僕の匂いしてるのなんか不思議だね」

あーもう…
まだ私の知らない一面を見せてくるでしょう？

これだから祥彰くんとのお泊まりは楽しいんだ



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