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「さて、次は…」
次にやって来たのは“サポート科”だ。
…大きな機械が沢山あって、騒音がすごい。
「彼らは全学年一律で技術展示会を開くんだ！」
「これ知ってます！毎年注目されてますよね！」
『…プロみたい』
「そう！文化祭こそサポート科の晴れ舞台なんですよ！」
急に背後からかかった声に、ビクリと肩を揺らした私はぎゅっと壊理の手を握る力を強めた。
過剰反応しすぎなのかもしれないけど。
「発目さ…って、うおおお！？」
『見て壊理、大きいね』
「ドッカワベイビー第202子です！」
ピンク色の髪の毛の女の子の背後にあるのは大きなロボットのようなものだった。…こういうの、作るんだ。
「…なんか、汚れてるね」
「お風呂に入る時間ももったいないので！」
ヒーロー科に限らず、みんなすごい。
生き生きとした態度で“楽しくて”と話す彼女に、さっき波動さんと会った時と同じような感覚に襲われる。
…心が揺さぶられるような。
『すごいねえ』
壊理を見下ろしてにっこりと笑えば、彼女は何を思っているのかぼんやりと私から機械へと視線を移した。
その時だった。
爆発音と共に、彼女の作ったという機械が壊れてもくもくと煙が上がる。
「ベイビー！？」
「わー！発目またかよ！」
「水！水！」
騒がしくなるこの場に、デクさんが「危ないからもう行こう」と私の背中を押す。
私は驚いている壊理の手を握って教室を出た。
·
「まぁ、こんなもんかなぁ」
最後にやって来たのは人の少ない静かな食堂。
隣でジュースを飲む壊理に、デクさんはどうだったか尋ねる。
「よく、分からない…」
微妙な反応の彼女に、通形さんとデクさんの2人は顔を見合わせて苦笑を浮かべる。
「…けど、たくさん、色んな人ががんばってるからどんな風になるのかなって…」
『…壊理』
今まで見たことのない壊理の表情に、嬉しい反面…なんだか複雑な気持ちになる。
…喜ばしいはずなのに、ね。
「それを人はワクワクさんと呼ぶのさ！」
横から聞こえた声に、私たち4人の視線が動く。
そこに居たのは、チーズを食べている小動物と女の人。
「有意義だったようだね」
「根津校長！ミッドナイト先生！」
校長先生には見えない、その可愛らしい小動物に思わず私は首を傾げた。
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ゆきんこ - 治崎廻さんが私の一番好きなキャラクターなのですが、夢小説がなかなか無くて自給自足しなきゃなぁ、と思っていたところ、この作品に出会いました。この作品が大好きです！続きもすごく気になります。更新頑張ってください。応援しています！ (2020年9月22日 14時) (
レス) id: 622aa4e7f6 (このIDを非表示/違反報告)
碧佳 - え、めっっっっっっっちゃ好きです!!!すんごい続き気になる〜！更新頑張ってください！ (2020年3月3日 12時) (レス) id: f33055e332 (このIDを非表示/違反報告)
pico(プロフ) - ありささん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです！ (2020年2月17日 0時) (レス) id: 9e63868de4 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - めちゃくちゃ好きですこの作品！めっちゃうちの読みたかったドストライクです！更新ファイトです！ (2020年2月16日 22時) (レス) id: 2c7a607a36 (このIDを非表示/違反報告)
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