同居人はドS騎士【瀬名泉】

＃2 ページ4

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え、今ママって言ったよね？言ったよね！？


「それじゃあ、そろそろ家の中に入ろうかぁ、鈴森さん。」


『え、あっはい。』


気のせいかな？


笑顔が黒かったような。





『え、えっとここの部屋空いてるので、好きに使ってください。』



うわぁ、ほんとに住むのか。


今更だけど実感わいてきた。



『こっちがトイレで隣がお風呂場で、ここの扉を開けるとリビングです。』



とりあえず一通り部屋の紹介は終わった。



すると、ドサッと、勢いよく座る瀬名さん。



え、ちょ、壊れますよ？



ていうか、雰囲気がさっきと全然ちgー


「何じろじろ見てるのぉ、気持ち悪い。」


‥‥‥は？


「だいたい何〜？ママの知り合いだかなんだか知らないけど、何でこんなバカっぽそうな女と同居するとか。ちょ〜最悪。」



な、何なのコイツ！？


ば、バカって何よバカって！



「あと、俺に手をだそうとか、変なこと考えないでよねぇ。」



‥‥手を‥‥‥だす‥‥？



『な、なな何言ってるんですか！？
ていうか、人のことバカ呼ばわりして、すごく失礼じゃないですか！』



「だって本当のことでしょぉ？あからさまにバカっぽそうで単純そうじゃないあんた。
てか、ママもママだよねぇ。こんなやつと仲良くなるなんて、人選ミスなんじゃないのぉ。」



ブチッ


バコッ！！！


「う゛っ！？」


『どこのお坊っちゃんだか知らないけど、自分の母親を貶すのだけは、


‥‥‥‥最低だと思いますよ！』



「‥‥。」



ハッ！やばっ！！殴っちゃった！！



「‥‥ねぇ、どうしてくれるのぉ。」


ヒィー！？


オーラが！オーラがヤバイことになってるよ！

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