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#13 ページ15



え、ちょ。


ドキン、ドキン


な、何でこんな状況に!?


ドキン、ドキン


てか、心臓の音うるさいし!
これじゃ瀬名さんに聞こえちゃうでしょーが!



「‥‥ふふ、心臓の音やばすぎ。」


___聞かれてた‥‥


『それは瀬名さんが‥‥っ』


抱き締めてるからじゃん。


なんて、恥ずかしくて言えない!



「‥‥クソガキよーく聞きなよぉ?」


クソガキって。



「あんたは仮にも女。女なんだから
あんたは大人しく俺に守られてればいいの。」


『え、でも』



「何、何か文句あるのぉ?」



有無を言わせない彼の言葉。


強情だけど、その言葉には優しさがある


ような気がする。



「それに、俺も助けてもらったからねぇ。
今日の朝。だからこれでおあいこねぇ」



ハグをやめて、わたしの目線に合わせてそう言う瀬名さん。


ポンポンと、子供をあやすように頭を撫で、


見たことのない優しい表情をしている彼



ドキンッと響く、今日一番の心臓の音。





____あれ、でも。



『瀬名さん』



「ん?なぁに」



『わたしいつ瀬名さんのこと助けましたっけ?』



「ハァ?いつって朝、お弁当届けに来たり、
ファンの子達帰らせてくれたでしょぉ?」



朝?、お弁当?、ファン?



『あぁ、瀬名さんが大勢の女の子達を口説いてたやつか!』



「口説くって、あの時助けてくれたんじゃないのぉ?」



『いえ、そう言うわけでは。』


「演技してくれたよねぇ?」


『誤解されないよう自分を守るためです』


「ファンの子達を帰らせたのは?」


『その場から離れたい一心で』



え、なんかヤバイ?本当のことを言っただけなのに。


あのー瀬名さん、また黒いオーラ出てるんですけど。


これは逃げた方がいい___


ガシッ



『あだだだっ!!?瀬名さん!
頭!頭めり込んでるめり込んでるから!!』



「こうやってめり込ませれば、記憶消去出来るかなって思ってさぁ」



『いや、何で!?』


「何でって‥‥それはっ」


ん?


「うわっ、バカこっち見ないで!
お風呂入ってくる。さっさと皿洗っちゃいなよ!?」


少し焦った感じで自分の部屋へと
向かった瀬名さん



『え?どーしたよ?』

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めり(プロフ) - もう更新なさらないですか? (2021年3月28日 12時) (レス) id: 8b888e44fd (このIDを非表示/違反報告)
nekosugi - 瀬名君がやばいです!更新頑張ってください! (2018年4月12日 18時) (レス) id: f7266d588f (このIDを非表示/違反報告)
星羅(プロフ) - ポエモさん» そう言ってもらえるとすっごくうれしいです(*^-^*) (2018年1月27日 7時) (レス) id: 65e1c19534 (このIDを非表示/違反報告)
星羅(プロフ) - プリンさん» わー!ありがとうございます!期待に応えられるよう頑張ります!! (2018年1月27日 7時) (レス) id: 65e1c19534 (このIDを非表示/違反報告)
ポエモ - せないずめっちゃかっこいいです!心臓がもたない笑笑 (2018年1月24日 20時) (レス) id: 8066b1191a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星羅 | 作成日時:2017年8月24日 21時

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