忍術学園に魔女がやってきた3

杭瀬村とのお別れときり丸君の思いの段 ページ48

朝日が登り

昼間、今日は守った野菜をワゴンに積み、杭瀬村を出る日だ

瑠「お世話になりました！」

大「おう！野菜少なくてすまんな！学園長によろしく伝えてくれ」

瑠「はい！」

大「もし忍術学園に飽きたらいつでもおれのところへこいよ？そしたら農家の嫁に相応しい花嫁修行を一から叩き起こしてやるからな」

大木先生は私の肩を抱き耳元で呟いた

瑠「あはは」汗

きり「大木先生！それはだめですよ！」

潮「大木先生！何こいつに吹き込んでいるんですか！」

七「そうだぞ！」

中「フヘヘ」怒

七「まだ瑠衣とバレーやってない！」
ズコッ
「だぁぁぁぁぁっ」

潮「そうゆうことじゃないだろ！」

七「え？」

きり「瑠衣さんはダメです！忍たまが全員反対します！」

大「あはは！なんだ、瑠衣愛されているな！」

瑠「あはは汗、ごめんなさい」

大「いいて、いいて！そうゆうと思ったよ」
きり「それに、瑠衣さんに好意よせてるの、ここにいる先輩達だけじゃありませんよ？」コソ

大「おお、ほんとか？こりゃ参ったなぁ」

潮「まさか、先生」

大「半分は本気、半分は冗談」

きり「もう！やめてくださいよ！」

大「あはは！」

私以外男同士で何話しているのかわからないが

先進まないと、日が暮れちゃう


潮「さぁ！忍術学園に帰るぞ」

瑠「はい！大木先生野菜ありがとうございました！」

きり「さよならー！」

大「おお！きいつけて帰れよ！」

こうして杭瀬村を後にした

夕方、

きり「はぁ、疲れました」

瑠「きり丸君、大丈夫？」

潮「少し休憩するか」

きり「先輩！俺水汲みに行ってきます！」

瑠「あ！きり丸君！私も行く！」

潮「おう！きいつけて行けよ！その林にはクマが出ると噂している林だからな」

きり「はーい！わかりました！」

川で水汲みしていると

きり「瑠衣さん」

瑠「何？」

きり「瑠衣さんって一人ぼっちだったんですか？」

瑠「え？」

きり「俺、実は戦で親どっちも死んじゃって、ずっとひとりぼっちだったんです、でも学園に入学してから土井先生の家に引き取ることになったんですけど、自分の学費を払うためにいくつものアルバイトをやって稼いで、学園の友達もいっぱいできて、瑠衣さんが泣いている時俺と同じような記憶が思い出すんです」

きり丸君が悲しげな顔を下に向けた今にも泣きそうだ

瑠「だからアルバイト何個も掛け持ちしたりしたんだね」

きり「はい」

こんな小さな子が生きていくためにアルバイトでお金を稼ぐなんてなんてたくましいの

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