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貴「……っ」
涙が止まらなかった、
2人と過ごした多くの時間がまるで走馬灯のように蘇る。
兄のように私を支えてくれたライナー、
恋人として私を愛してくれたベルトルト、
私はどちらも信じていたし、今でも信じたい。
エレンが泣き叫び巨人化をする。
再び激しい熱風が襲い、
私の体は真っ逆さまに落ちると思われた。
けれど大きな塊のようなものが私を包み、
握った。
貴「ベルトルト……」
私はわからない、
あなたが敵なのか、味方なのか。
なのになんで私を守ってくれるの？
あの日リヴァイ兵長は私に後悔すると言った。
そう…これは善悪の判断。
貴「ベルトルト、
ねぇ…貴方は…私が好き？」
小さく呟くが返答はない、
当たり前だ…彼は巨人なのだから。
貴「私は好きだよ…貴方を嫌いになんてなれない」
104期のみんなが私を見て叫んでいる、
そうだ…彼らから見たら私は巨人に掴まれた哀れな兵士だ。
貴「貴方達は人類の敵…」
あの日両親を奪ったのは紛れもなく彼らだ。
けれど今のように彼らは私を守って生きることを教えてくれた。
貴「ライナー…ベルトルト…」
2人の変わり果てた姿に、何を言えばいいのだろう。
地上ではエレンとライナーが戦いを始めている。
ハ「総員戦闘用意！超大型巨人を仕留めよ！！
人類の仇そのものだ！
一斉にかかれ！」
私を守ろうとしてか、ベルトルトはすっぽりと私を手で包む。
そして大きな音と蒸気のようなものが出された。
ハ「総員一旦退け！」
わずかな視界しか広がらないが…あれはきっとライナーを守るため。
ベルトルトは優しいままなのだ。
今も昔も、変わらずに。
私はこの現実から逃げるようにそっと目を瞑った。
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もか。(プロフ) - 藍呼さん» ありがとうございます！そんなにはまっていただけて本当に嬉しいです！頑張りますね(^^) (2017年6月8日 5時) (
レス) id: 2031a04410 (このIDを非表示/違反報告)
藍呼(プロフ) - ハマりました！マジハマりました！死ぬほどハマりました！天に昇るほどハm)さいしん待ってます (2017年6月7日 23時) (レス) id: c6be2e2a06 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - はい！！もう更新されたら飛んでいきます！！笑笑 (2017年6月6日 23時) (レス) id: 14547da18d (このIDを非表示/違反報告)
もか。(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！そう言っていただけて打つ手が止まりません。ぜひこれからも閲覧してください！！ (2017年6月6日 23時) (レス) id: 2031a04410 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - めっっっっっっっっっっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2017年6月6日 23時) (レス) id: 14547da18d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もか。 | 作成日時：2017年6月2日 11時
