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しばらくして、
コニーの村に着いた。
コ「嘘だろ…誰か…誰かいないか！？
俺だ！コニーだ！帰ったきたぞ！」
心臓がドクドクと跳ね上がる。
そしてその鼓動は一瞬だけ止まった、
コ「お、俺の家だ…俺の」
何故かその巨人はコニーの家を潰すようにして横たわったまま動けないでいた。
細い手足のため体を支えきれないのだろう。
ラ「コニー！生存者はいたか？」
ライナーは私とコニーが見ている先を見て、驚いた。
貴「いない…」
誰も死体を見ていない、そんなこと普通はないのだ。
巨人が一滴の血も残さずに集落を壊滅させるなんてことが…あるのだろうか？
しかし全員逃げたという可能性も低い、
巨人が誰もいないはずの空き家をこうも徹底して壊したりするものか？
何よりさっきちらりと見かけた馬小屋、多くの馬が繋がれたままだった、馬なしで逃げても生存の可能性は相当薄いはずなのだが。
ゲ「これより、壁の破壊箇所を特定しにいく。
出発するぞ！」
「「「はい！」」」
本当に小さな声だった、
「オ…アエリ…」
それはその巨人から聞こえたような気がしたのだ。
外の時私は何かが裏で繋がった気がした、
実は壁は破壊されていなくて、ここのラガコ村の住人が何らかの力で…巨人となってしまったのではないか。
発見された巨人の数と、コニーの言う住人の数が一致していたのだ。
ここまでの偶然は他にない。
そしてコニーもわずかながら気づいたらしい、それを必死に…まるであの時のベルトルトのように否定するライナー。
なんでこうも…２人を疑ってしまうのか。
そうこう考えながら、馬を走らせるうち夜になり、
松明の火だけが頼りで、
今以上の速度で走るのは死も同然だ。
見えるのは足元がやっと、さすがに真っ暗闇の中道無き道を馬で駆けるなんて…。
おまけにいつどの瞬間暗闇から巨人が飛び出してきたって、おかしく無い。
このまま穴に近づけばその瞬間は必ず訪れるのだが。
みんなの吐息だけが、その場に響く。
貴「あ…れ？」
ゲ「お前らも壁に沿ってきたのか？」
何故ここにナナバさんたちの班が？
ナ「ああ、それで…穴はどこに？」
ゲ「は…？」
ナ「こっちはかなり西から壁沿いを迂回してきたんだけど、異常は何もなかった。
そっちがみつけたはずでは？」
やはり。
ゲ「こっちも、見ていない」
私の目論見通りだ。
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もか。(プロフ) - 藍呼さん» ありがとうございます！そんなにはまっていただけて本当に嬉しいです！頑張りますね(^^) (2017年6月8日 5時) (
レス) id: 2031a04410 (このIDを非表示/違反報告)
藍呼(プロフ) - ハマりました！マジハマりました！死ぬほどハマりました！天に昇るほどハm)さいしん待ってます (2017年6月7日 23時) (レス) id: c6be2e2a06 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - はい！！もう更新されたら飛んでいきます！！笑笑 (2017年6月6日 23時) (レス) id: 14547da18d (このIDを非表示/違反報告)
もか。(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！そう言っていただけて打つ手が止まりません。ぜひこれからも閲覧してください！！ (2017年6月6日 23時) (レス) id: 2031a04410 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - めっっっっっっっっっっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2017年6月6日 23時) (レス) id: 14547da18d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もか。 | 作成日時：2017年6月2日 11時
