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845年
その日、人類は思い出した。
ヤツらに支配されていた恐怖を、
鳥籠の中に囚われていた屈辱を。
超大型巨人は、壁だけでなく100年の平和という安寧も破った。
私の目の前には、
巨人がいた。
大きな口で…今にも父と母を食べようとしている。
「逃げて！！！」
「お前だけでも！」
けれどそんな事は耳に入らなかった。
お父さんと、お母さんと離れるならここで死んでもいい。
ビチャビチャと2人の血液を浴びて、
ああ、これが最後の温もりか…なんて。
でも最後に巨人をこの世から消滅させることができなくて、残念だな。
「何してるの！？逃げなきゃ！」
彼の声が聞こえるまでは…
本当にそう思ってたんだ。
貴「……」
「ライナー！僕の荷物を持ってくれ！」
ライナーと呼ばれた私と同じくらいの男の子はもう1人の男の子の荷物を持った。
「ベルトルト！？」
荷物を持ってと頼んだのはベルトルトと呼ばれていた、
ベルトルトは私の腕を強く掴み、
立ち上がらせた。
「いいから！」
ライナー、ベルトルト。
この2人と出会ったのは地獄の中のわずかな光。
貴「やっ…お父さんと…お母さんが…っ」
べ「ダメだ！君まで死んじゃうよ」
ラ「そうだぞ！
とにかく船に乗ってここから出よう」
貴「は……い」
ベルトルトが私を背負い、走ること数分。
人混みにあふれた船乗り場でベルトルトは私を下ろした。
べ「よかった…君だけでも助かって」
貴「あ…りがと…う」
べ「さぁ乗ろう」
絶望的なその空間から逃れるように、船はゆっくりと動き始め…
ベルトルトとライナーの間で座る私は、
意識を失うように眠りについた。
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
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もか。(プロフ) - 藍呼さん» ありがとうございます！そんなにはまっていただけて本当に嬉しいです！頑張りますね(^^) (2017年6月8日 5時) (
レス) id: 2031a04410 (このIDを非表示/違反報告)
藍呼(プロフ) - ハマりました！マジハマりました！死ぬほどハマりました！天に昇るほどハm)さいしん待ってます (2017年6月7日 23時) (レス) id: c6be2e2a06 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - はい！！もう更新されたら飛んでいきます！！笑笑 (2017年6月6日 23時) (レス) id: 14547da18d (このIDを非表示/違反報告)
もか。(プロフ) - まりあさん» ありがとうございます！そう言っていただけて打つ手が止まりません。ぜひこれからも閲覧してください！！ (2017年6月6日 23時) (レス) id: 2031a04410 (このIDを非表示/違反報告)
まりあ(プロフ) - めっっっっっっっっっっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2017年6月6日 23時) (レス) id: 14547da18d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もか。 | 作成日時：2017年6月2日 11時
