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リ｢まぁなんだ、
最初のうちは俺も目を見張っておくから何かあれば駆けつける
リヴァイさんは荷物を後部座席に載せると、一息ついた。
どうやらこれで引越しの準備は整ったようだ。
リ｢あと、昔から見てるっていうその夢のこともだ、
もしかしたら進撃高校で手がかりが見つかるかもしれない｣
あまり緊張するな、と不格好に微笑まれる。
両親にも話せなかった夢の話をリヴァイさんは笑わずに聞いてくれた、それどころか｢俺までそんな気がしてきた｣と肯定すらしてくれたから私は諦めずに入れる。
ハ｢君がAちゃんだね？
私が副担任のハンジだよ、よろしくね。
今担任のエルヴィンが席を外してるから手続きはササッと終わらせてクラスへ案内しようか｣
貴｢は、はい！よろしくお願いします｣
リヴァイさんにクソメガネと呼ばれていた同僚の方がまさか副担任の先生だったとは。
ハンジ先生は私のことをじっと見つめると、意味ありげに呟いた。
ハ｢似てる………｣
貴｢え？？｣
ハ｢ああいや！まだ制服は間に合わなかったんだね、その女子高のワンピースもなかなか悪くない｢おい｣
制服について熱弁されて圧に押されかけて居るとリヴァイさんがガラリと戸を開けて入ってきた。
先日とは違い白衣に黒のシャツ、黒縁のメガネと言ったところに保健教諭らしさが滲み出ている。
ハ｢おおリヴァイ！今呼びに行こうとしてたんだよ。
にしても君の従兄弟ちゃんとはね、可愛いじゃないの｣
仲良くしよう、と差し出された温かい手のひらをおずおずと握り返す。
リヴァイさんは相変わらず仏頂面で見ていたが、そこまで機嫌が悪いわけでは無さそうだ。
ハ｢私たちのクラスは愉快な面子が揃ってるからね、君の学校生活もきっと楽しくなるよ｣
緊張しないで、と握った手を更に優しく握られる。
ハ｢リヴァイも、そんな顔してないで保健室に戻った戻った。
仮病生徒を追い払うんでしょ｣
心配してくれていたのだろう、リヴァイさんは私の様子を一瞥して｢悪化したら直ぐに知らせろ｣と教室を出ていった。
ハ｢君の体のことも少し聞いてるからね、リヴァイなんかよりも同じ女の方が話せることもある。
まぁ頼ってよ｣
じゃあ行こうか、とハンジ先生は書類片手に立ち上がる。
私もそれに続きスクールバッグを持ち直した。
ハ｢ここが教室、2-Aだよ｣
外からでもわかるガヤガヤとした教室の様子に緊張が追いついてくる。
ハ｢大丈夫｣
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作者名：もか。 | 作成日時：2023年11月13日 7時
