二重人格アイドル兼プロデューサー[完結] (ページ20)

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第18話ページ20

朱「それでは行きましょうか」

『あんちゃんも一緒に行きたいのですが…』

朱「お姉さまはもう行っているはずです」

どうしよう…あんちゃんがいないなんて…
違う方の私が出てくる心配はないとしても、あんちゃんがいないのに知らない人が何人もいる空間に入れるはずがない…

朱「えっと…先ほどから百面相をしていますが大丈夫ですか？」

『あ！ごめんなさい、行きましょうか』

こうなったらしょうがない、あんちゃんが先に来ていることを信じて行くしかない。
いざとなったら司君を頼ろう。

行っている途中、司君がKnightsの人達のことを教えてくれた。
鳴上嵐先輩、瀬名泉先輩、朔間凛月先輩に月永レオ先輩話を聞いていて司君が先輩のことを好いているのはすぐにわかった。
私は一人だからグループは憧れでもある。

そうこうしているうちにレッスン室に着いた。

朱「先輩方お待たせしました」

瀬「ちょっとかさ君、遅いんだけどぉ」

朱「今日は少しお客様をつれていまして」

凛「ん～？でも誰もいないよ？」

朱「あれ？美咲さん？」

やっぱり無理、なんか大っきい人が四人もいる…
Rabitsは皆身長が無くて平気だったけど…
この人達身長高い、威圧感が…
そして、あんちゃんがいない！

朱「大丈夫ですか？」

『大丈夫じゃないです…』

朱「とりあえず中に入りましょうか？廊下にいるのも変ですし…」

『ハイ…』

朱「すみません先輩方お待たせしました」