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朝、目が覚めてベットから起き上がろうとすると
『痛った…』
昨日も蹴られ殴られた体が痛む。
昨日は特に腰への蹴りが酷かったなぁ…
なんて思いながら頑張ってベットから出てカレンダーを見ると、丁寧に書かれた赤丸の下には新学期と書いてあった。
時計を見ると7:30。
なんとか桜との待ち合わせまでには間に合う。
それにまた今日から彼に会えるんだ。
それを考えれば体の痛みなんかなんてこと無かった
着替えて荷物をまとめリビングへ降りる
『おはよう。』
どんよりしたリビングの空気。
今日も母と妹は暗い顔をしている。
いつからこうなったんだろう、うちの家は
まぁ、こんなの日常茶飯事だから慣れてしまったけれども。
母「Aおはよう、昨日はごめんね… お母さんまたAに守ってもらって… Aの事私が守ってあげられなくてごめんね…」
母は申し訳なさそうに言う。
『ううん！お母さん気にしないで、私は大丈夫だから。それに私がお母さんや美羽の事守りたくてやってるだけだし！それにいつも言ってるでしょ？お母さんは毎朝こうやって朝早い時間からお弁当作ってくれて、このお弁当が私の元気に繋がってるんだから！ね？そんな暗い顔しないで！笑』
母「Aはホントに優しいね…ありがとう。あ、今日からまたあの人海外出張で居ないみたいだから。今回は1ヶ月だって。」
『おぉ！よかった！1ヶ月の間3人でのびのび暮らせるね！』
私の父は割とというかすごくいい会社に勤めていて海外出張なんかしょっちゅうだ。
その海外出張が終わって家に帰ってくると仕事のストレスを発散するため全てを私たち家族にぶつけてくる。暴力という形で。
昨日までもそうだった。
ちなみに私はこの家の中で傷つくのは私だけでいいと思っている。
家事も仕事も頑張ってるお母さんや勉強に一生懸命な美羽が傷つく理由なんてひとつもない。
そう自分に言い聞かせて
イスに座り朝ごはんを急いで食べてバックを持って家を出る支度をする。
家を出る前に妹の美羽の所へ行き
『美羽！今日も気をつけて学校行ってきてね！勉強頑張ってね！』
美「うん！お姉ちゃんも頑張ってね！」
可愛い可愛い妹の声を聞きお母さんに
『お母さん行ってきます！』
と元気に言って家を出る。
よーし！今日も頑張れ私！
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あん(プロフ) - 夕美さん» ごめんなさい、うっかり忘れてました… ホントにすみません (2019年1月9日 22時) (
レス) id: 4e9e26fd33 (このIDを非表示/違反報告)
夕美 - オリジナルフラグちゃんと外して下さい。ルールくらい確認しましょう。 (2019年1月9日 3時) (レス) id: d783097e30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あん | 作成日時：2019年1月9日 0時
