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『(嗚呼、もうイライラする。…絵、描こうかな。)』
シュンカはイチョウ商会から買ったスケッチブックと片手に持っていた木炭筆で少しずつ今の空を描き始めた。
『(赤、緑、紫は人を狂わせると言うけど…綺麗。今色を塗りたいけど、頭真っ白になってて絵の具持ってくるの忘れてた。)』
そう思いながら丁寧に空を描き続けていると、シュンカの元にコリンクが近づいてきた。
『あ、可愛い！』
にこりと笑うコリンクに釣られ、シュンカも笑う。そうしているとコリンクは親であろうルクシオの方へ行ってしまった。
『(さて、このヒスイ地方から出ようかな。)』
下書きを終え、スケッチブックをパタンと閉めたシュンカはこれからどうするか思い悩んでいた、その時だった。
『…アナタの周りでは不思議なことばかり起きますね。＿サクラバさん。』
『…！ウォロ、さん？』
何故彼が、ウォロがこんなところにいるのかとシュンカは戸惑いを隠せないでいると、ウォロはニコリと微笑む。
『探していましたよ！お得意さまがいなくなると、ジブンが困りますからね。』
『…ウォロさん。今の私は、追放された身ですよ？』
『ええ、事情は知っております。すぐれた商人は情報の重要性をわかっているものです。』
『(すぐれた商人って、自分で言うのかな？)』
人の事を言えないシュンカだったが、ウォロがムラを追放された身である自分の元に来てくれたことがシュンカにとって、心の底からとても嬉しかった。
『さてギンガ団はもちろん。コンゴウ団、シンジュ団にも居場所がないようですね。』
『まあ、……はい。』
『ふふっ、ご安心ください。誰もがヒスイ地方のすべてを知っているわけではありません。
＿＿＿いいところを教えますよ。ジブンにおまかせあれ！』
この時から、シュンカはウォロの事を【この世界で唯一頼れる先輩】として見るようになった。
こうなることは、必然だったかもしれない。
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おもちやよ〜 - えっ、まってめっちゃ気になるところで終わってますヤン、、、あのもし良ければで良いんで更新してくれませんでしょうか？面白かったのでとても好きです 返信、更新お待ちしております (8月2日 16時) (
レス) @page14 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
一色林檎(プロフ) - じゅじゅに東リベにすとぷりに推しがいる野郎さん» コメントありがとうございます！！好きと言ってもらえてとても嬉しいです！！ (2022年11月19日 16時) (レス) id: 4b1010077b (このIDを非表示/違反報告)
じゅじゅに東リベにすとぷりに推しがいる野郎 - ｽｩｰﾊｧｰ、、ｳｷｬｨｧｧｧｱ！好きｲｲｲｲｲ (2022年11月15日 18時) (レス) @page13 id: 47436d7826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一色林檎 | 作成日時：2022年9月17日 20時
