よんじゅうろく ページ46
「お前が幸せでよかった。」
そう微笑む晋助さんは、やはり美しい。
こんな人がこの世に存在してもいいのだろうか?
晋助さんは、幸せなのかな。
幸せであって欲しい。
じゃなきゃ、嫌だ。
ふと、脳裏に以前付き合っていた人が思い浮かんだ。なぜ今更思い出したのかはわからない。ずっと好きだった人。
愛の大きさを比較するべきではないのは承知しているが、これまでに付き合った人や好きになった人。相手の幸せや自分よりも相手のことを考えてしまうのはこれ程までにないものだ。
「晋助。久松殿から手紙が来てるでござる。」
万斉さんが手紙ひとつ持ってきた。
久松。父からだ。
心臓が何故か嫌な音を立てる。
家族からの手紙。喜ぶべきだ。
「ああ。ありがとう。」
その場ですぐ開封し読む晋助さん。
「夫婦でたまには遊びに来て欲しい、らしい。」
手紙と共にそう放たれた言葉。
どういう事ですか?と聞く前に読む。
悪い予感は外れたのだろうか、
『拝啓
高杉晋助殿』
と書かれた手紙。最初は定型文かのように元気かー?みたいな文。
『私はもちろん、愚息たちがふたりにお会いしたいと言っております。
是非、今後地球に来るようでしたら姿を見せてください。』
「あらあら。お父様がごめんなさい。でも、私も父に会いたいです。」
晋助さんは、そうだな、と微笑み、万斉さんに、次地球に行く日を尋ねていた。
思ったよりも、父に会えるのは近いらしい。
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あゆ(プロフ) - ですよねー!かっこよすぎて昇天しそうです笑 (2020年3月14日 9時) (レス) id: 8ec03401c5 (このIDを非表示/違反報告)
どびさん(プロフ) - あゆさん» 分かりますー!!170センチーズばかり見ちゃいます笑 (2020年3月14日 0時) (レス) id: 71a087b25f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - そーなんですよねー。銀さん嫌いではないけど進んではあまり読んでないんですよねー…なので書いてくれると嬉しいです!よろしくお願いします! (2020年3月10日 22時) (レス) id: 8ec03401c5 (このIDを非表示/違反報告)
どびさん(プロフ) - あゆさん» 全然愚痴っちゃって大丈夫ですよー!確かに、銀さんが結構多いですもんね.......もし次回小説を書くなら沖田くん書いてみます!そうしたらまた読んでください!笑 (2020年3月10日 22時) (レス) id: 71a087b25f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - ですよねー!もうなんか大好きです!170センチーズ夢小説探してるんですけどなかなかないんですよーなんか愚痴になっちゃってすいません。これからも頑張ってください! (2020年3月10日 21時) (レス) id: 8ec03401c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:どびさん | 作成日時:2020年2月4日 18時