オタクが8人 ページ9
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「…」
「…」
広いキッチンにカチャカチャ、とお皿を洗う音が響く
何これ、気まづいんだけど
何故こんな状況なのか
それは数分前に遡る
ご飯を食べ終わり、こんな美味しいものを食べさせてもらったのに何もしないっていうのもあれだな、と考えた俺はトントンさんに話しかけた
「ね、もし良かったらお皿洗い手伝うよ」
「へ？あ、いやいやいや！！Aさんの綺麗な手が荒れたらどうするんですか！！？」
「敬語！！あと、そんな綺麗ってほど綺麗じゃないでしょ」
ほれ、と両手をトントンさんに見える様にする
「この！透き通るような白い肌！！これが赤くなって荒れたらどうするん！！？ダメです！お皿洗いは俺が1人でやるわ！」
ここまで頑なに拒否されて引き下がる俺ではない
「…ね、だめ…？」
うるうると捨てられた子犬のような目で見ながら首をコテっと傾げる
流石に24歳でこれは…と思うかもしれないが…
反応はどうだ…？と少し緊張しながら彼の様子を伺う
「ｯ！？」
これでもかと言うほど顔を赤くしたと思ったら、今度はバッと顔を手で覆い、勢いよく蹲ってしまった
「あ、あの、トントンさん…？」
「…あとでちゃんとニ〇ア塗るんやったらええで」
「ほんと！？塗る塗る！！でも、ここにあるの？」
「…多分オスマンが持っとるやろ…。ほら、行くで」
と、先程の誰かさんのようにさりげなく手を取り歩き出すトントンさん
…なに、ここのシェアハウス？はイケメン＆紳士しかいないの？？
少し不安(?)になった
時は戻り、未だに2人とも無言で皿洗いをしている
なにか話しかけようかな…
勇気をだして口を開く
「トントンさんは彼女さんとか居ないんですか？」
「…おらんよ」
「え〜、意外…。ここに住んでる皆さんってイケメンばっかりじゃないですか」
「そんな事ないやろ」
「いやいや、トントンさんだって今はいないけど昔は結構遊んでたんじゃないですか〜？」
少し意地の悪い笑みをしながら聞くと何故か黙り込んでしまった
…何か気に障ること言ったかな
「あ、」
謝ろうと口を開いた時
トントンさんが被せるように言った
「俺童貞やで」
いきなりのカミングアウト(聞いた人)
本当に時が止まった気がした
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うるう(プロフ) - 続き更新まってます！！！ (3月26日 16時) (
レス) @page14 id: e24458e4cb (このIDを非表示/違反報告)
ui - あぁァァ好き、もうね大好き尊い……一生応援してます (2022年7月23日 20時) (レス) @page14 id: ae35af7cd1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるら - 普段は主がオタクな事多いので、反対は新鮮で面白いです！ (2021年12月31日 3時) (レス) @page14 id: 1a2ec0a9ca (このIDを非表示/違反報告)
キナコ - 皆が限界オタク化して面白かったです！応援してます(p^-^)p (2021年8月6日 10時) (レス) id: 94c2801af7 (このIDを非表示/違反報告)
どうも。俺です。 - ｴｯｯｯｯｯｯｯｯ神すぎでは 俺、男だからなおさら尊すぎる..... (2021年3月31日 0時) (レス) id: e8fc875ea4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白兎 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=9bfd92087cf0586e18b505b682dedaf8...
作成日時：2020年10月12日 21時
