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記憶 ページ49

京子「アンタってなんでアタシに…その……
 執着?するのよ…」


我ながら、そんなことを流川に聞く。コイツは
出会った時から変なやつだった。いきなり生意気な
態度とってきたと思えば、スキンシップするし…
バスケ部の見物に行けばアタシを強引に引っ張り体育館に
上げてくる。休み時間も金魚の糞みたいについてくる時
もしばしば……どうもコイツがなんでアタシに懐く?のか
わからなかった。


 流川は……黙ったまま、アタシを見た。
そういえば、流川って、まつ毛長いな……
女の子だったらさぞ学校中でモテモテだったろうな…

 
 でも、何か引っかかる…コイツの顔……アタシどっかで



流「−−−−ちゃん…」



京子「はい?」



流「ニカちゃん…」



京子「……………」



"ニカちゃん" なんて…小さい頃に呼ばれたあだ名…


 あれは公園で会った可愛い女の子がアタシを呼ぶ時に
つけていたあだ名だった。それを…なんで流川が。



流「ここまで言ってもまだわからねぇか」


京子「へっ?ちょ、ちょ顔近!//////」


流「ニカちゃん…」




流川は顔面が綺麗過ぎるのでガン見されるだけでも
アタシの鼓動が早くなった……あれ、コイツよくみたら



京子「ん?んん!?」



長居したまつ毛に、少しボサボサした髪、キリッと
した切れ目……10年前に会ったあの女の子そっくりだった。


 でも、あの子は髪が少し長くて……アタシより小さく
て…頭にリボンなんかつけてる可愛い女の子だったのに…

確か、最後会った時に聞いた…あの子の名前って……



京子「流川、アンタ下の名前なんだっけ」


流「……楓」



京子「……楓、楓、かえで…」



どんどん記憶が蘇ってきた。たしか、あの子の
名前って……



" 「かえで……なまえ……かえでってよんで? "



  ニカちゃん………」



アタシはバッ!と顔を上げた。流川は無表情…でも、
コイツは…間違いない…間違いなく………



京子「あんた…もしかして……





………………" かえでちゃん"? 」



 
 すると、流川はフッ…と肩を落とし、



流「やっと思い出したか……どあほ……」

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ユウキ(プロフ) - 血糊ならどれだけいいかとか… (2月25日 6時) (レス) @page10 id: 65fe56d996 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - 牧さん・神さん・信長との絡みがみたいです…。 (12月16日 11時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤星 | 作成日時:2023年12月15日 21時

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