桜木軍団の紅一点は、バスケットマンたちに迫られています。2 (ページ48)

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ずっとページ48

京子「………」

流「………」

俺は…二科と2人で旧体育館裏の白い段差に座る。
お互い無口のまま時間が過ぎる中、二科が先に口を開いた。

京子「あー、さっきは流川が本当に女の子殴りそう
　で怖かったわ…」

流「…………」

京子「言っとくけど、今回の喧嘩はあっちから
　吹っかけてきたんだからね」

「アタシは殴ってないぞ」と言わんばかりにﾆｯと笑った
二科。あの女たちは、俺の…ファン？みたいで俺と二科が
一緒にいて付き合ってるというデマを信じて二科を襲った
んだろうと…仁科が言った。

京子「ま、半分流川のせいだと思ってるからね…今回は」

流「………」

　俺は二科の言葉にｸｯ…と言葉を詰まらせてしまった。
確かにコイツの言うとおり、俺が無理やり引っ張り出して
いなければ…でも目を離したらコイツはまた喧嘩して怪我
をする。。いろんな感情がごっちゃになった。

　
京子「制服も破かれちゃったし…こりゃまともに
　校舎歩けないわ…」

流「……ごめん…」

京子「んー？いいよ…今更謝んなくても
流川がああまでしてアタシが怪我しないか心配して
　くれたのは十分伝わったから、でも今回は別だけど」

ｼﾞﾄｯと俺を見る二科の目は少し恨みが混ざっている
ように見えた。でもすぐ元の顔にもどる。そして俺に
ポケットの飴を渡してきた。今日はみかん味…

京子「これからはまたいつも通りにすりゃいいのよ、
　もともとアタシら付き合ってる関係じゃないし」

流「………………」

　嫌だ…

京子「そもそも友達同士での好きならわかるけど…
お互いそんな仲じゃないしね…」

俺は違う……

京子「ていうか前から聞きたかったんだけど
　流川ってなんでそんなにアタシに……執着？
　……するのよ」
　

流「…………」

" 「うわぁー！凄い！！
アンタってこんなに凄いやつだったんだ！！ーーーーー」"

　

　俺は、お前のことを……ずっと……