桜木軍団の紅一点は、バスケットマンたちに迫られています。2 (ページ44)

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カミサマヨウヘイページ44

その後も、流川は授業以外アタシの側を
離れなかった。休み時間もアタシのクラスに
来るし、放課後もバスケ部の見物に行く時は
流川と一緒……いい加減、アタシも我慢が
できなくなっていた。

京子「あの、流川ｻﾝ…いい加減このスタイル
　やめない？結構迷惑してんのよ…アタシが…」

流「俺の勝手にするって言ったはず…
　それに、目を離したらオメーがまた喧嘩する」

京子「だっっから！もうしないって！！！」

　何度同じことを言っても流川は聞いてくれそうにない。
そこに、救世主が現れた。

洋「おいおい、そこまでにしとけよ流川」

流「………てめーは」

　
　アタシの手を引っ張っていた流川の腕を、洋平が
握ってきた。力は…そんなに強くない。
洋平は流川に「ちょっと屋上行こうぜ」と顎で誘った。

流「…………」

　流川はアタシの手を離し、洋平と屋上に…洋平は
アタシをﾁﾗｯと見た。

洋「(あとはまかせろ)」

　よ、洋平さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！

　アタシは洋平が神様に見えて心の中で両手を
合わせた。やっぱり、理解ある友達を持ってよかった…
と、思って教室に戻ろうとしたら…

　
「あんたが二科京子？」

京子「ん？」

アタシの目の前を塞いだのは…数人の女子生徒だった。