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路地裏の乱闘 ページ37

今日は対高畑戦…俺は髪のセットを念入りに行い、
鏡の前で気合を入れる。今日は…京子のやつも応援に
きてくれるみたいだし、


三「よし、行くか」


 俺は駅に向かった。そこでメンバー揃ったところで
試合会場に向かうからな。歩道橋を渡っているところで、
俺はビルの隙間の路地裏に眼をやる。


 喧嘩の現場だ。複数人で1人相手の男に殴りかかって、


三「あれって…」


赤いタンクトップに長髪の長身…俺の不良仲間だった
鉄男だった……


三「鉄男!!」


俺は歩道橋を降りて、路地裏に走った。
時間が削られる…そんなことは頭の中になく、
鉄男のところに走れという指示が脳内に鳴り
響いている。


三「やめろーッッ!」


鉄「………三井」



鉄男たちを殴っていたのは、同じく不良仲間だった
竜…新しい仲間を揃えている。


竜「お前、湘北の三井か?
 髪型が違うからわからなかったけど……

 もう鉄男にもお前にもデケェ面させねぇぞ」


三「新しい子分を集めてボス気取りか?竜…」



俺の言葉に、竜が奥歯を噛み締めた。



竜「ッッ………この野郎がっ!」


三「グァッッ!!!」



俺は竜の鉄拳を腹にくらい、よろけてしまった。
その後も何度も殴られ、傷を負ってしまう。



竜「あんなに手伝ってやったっつーのに…オメェ
 なにスポーツマン面してバスケ部にノコノコ戻ってん
 だ!おぉ!?三井!!」


三「っぐ!ぅっ!!」


竜「おら、殴り返してみろ三井、学校には内緒にしてやる」



殴るのをやめたと思ったら…今度はそういう竜……
他の男たちも少しずつ構えてきている。


三「あ、安西先生と……2度と喧嘩はしないって…
 約束したんだ!」



 あと、アイツとも…



"京子「バスケ部をよろしくお願いします…」 "



 京子……すまねぇ…俺また…

 試合に間に合わない、部員たちに迷惑かける…
いろんな感情が混ざったその瞬間……


 
「ゥグァァァ!?」


竜「なんだ!?」



 鼻血を出して倒れている男を跨いでこちらにやってきた
のは、京子だった。咥えている煙草を捨て、踏んでいる。
そして不良たちを見つめ…


京子「汚ねぇ面……あと5人か…」



あの時と同じ声を低くしながら指を鳴らしていた。

救世主と遅刻男→←目で殺す極意



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ユウキ(プロフ) - 血糊ならどれだけいいかとか… (2月25日 6時) (レス) @page10 id: 65fe56d996 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア★姉貴 - 牧さん・神さん・信長との絡みがみたいです…。 (12月16日 11時) (レス) id: b720108b83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤星 | 作成日時:2023年12月15日 21時

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