桜木軍団の紅一点は、バスケットマンたちに迫られています。2 (ページ35)

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ライバルページ35

彩「えぇ！？海南のバスケ部の子に
　会ったｧ！？」

アタシは翌日の昼休み、彩子さんと屋上で
弁当を食べていた。あ、アタシは購買のパンを…

湘北は今絶賛インハイ予選真っ最中……
この間は花道が相手チームの一年生の頭に
ダンク決めたって聞いた時は笑いが止まらな
かったなぁ……

　話を続ける……

京子「うん…なんか不良達に絡まれてたから…
　助けたんだけど」

彩「えー…海南のバスケ部は17年インハイ出場の
　強豪校なのよ〜？まさか、先に京子が顔を合わせる
　なんて……」

京子「17年…連続！」

す、すごい…あの子そんな強豪校のバスケ部だった
んだ。でも、レギュラー選手なのかな？聞くの忘れてた。

彩「しかし、アンタも隅に置かないわねぇ？」

京子「ん？」

彩「この間の試合、偶然陵南の仙道に会ったのよ？」

京子「ﾝｸﾞｯｯ！……ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｯ！！」

"陵南" "仙道" で、アタシは喉にパンを詰まらせて
しまった。彩子さんは慌ててアタシの背中を摩る。
あの人、変なこと言ってなかったかな…

彩「(あー、ほんと…京子のこういう反応見るの楽しいのよ
　ねぇ〜？まさか、あの仙道彰がねぇ…)」

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インターハイ予選会場にて、

彩「あ」

仙「お、君は…湘北のマネージャーの子」

自販機前で仙道が缶のスポーツドリンクを飲んでいる
現場に遭遇。甘いルックスと高身長…これが色男という
奴だ。

彩「えぇ、今日は陵南も試合で？」

仙「まぁ、偵察に来た？感じかな？」

そういえば、陵南来てたわ…ギャラリー席に。

　アタシが思い出していると、仙道は缶を捨てて

仙「そういえば今日は湘北の応援……あの子は来て
　なかったの？」

彩「え？あの子……って」

　仙道は「えーと」と、少し笑みを浮かべて…

仙「京子ちゃん、ほら茶髪の綺麗な子…
湘北の応援に来るんじゃないかと思ったんだけど」

彩「！？！？」

えっ、せ、仙道…やっぱり京子と何かあったんじゃん！？
確かに応援は流川親衛隊ぐらいしか学校の子来てなかった。
だって授業だし…でも、仙道のこの顔！いつものスマートな
優男スマイルがちょっと綻んでる！寧ろ穏やかに笑ってる！

仙「残念……会えると思ったのに」

これは…花道と流川と三井先輩に新たなライバル
登場ね！！！