桜木軍団の紅一点は、バスケットマンたちに迫られています。2 (ページ3)

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バスケ部最後の日ページ3

練習開始の数分間、俺は花道と自主練を
していた。「フェイク」の練習をな。
最初は生意気なクソガキだと思ってたが、
俺の教えを素直に聞いてる。

　京子といい、コイツも可愛いとこあんじゃん

宮「そういえば京子は？今日来てねぇな？」

花「なんか、職員室だってよ。呼び出しくらってたって」

宮「あー…」

アイツは見た目が完全な女番長だ。
根は真面目かと思ってたら結構授業をサボるみたいだ。
ちゃーんと不良女子してんだな笑笑

　赤木の旦那が今日は課外授業なので前半は木暮さん
が仕切ることに。。すると、体育館に物騒な輩が
数名、入ってきた。

「俺たちも混ぜてくれよ……宮城ｨ」

宮「！！！」

そこにいたのは、俺が入院前に揉めた不良グループ
と見知らぬ他校の不良…中心にいたのは俺に殴られた
恨みを持った男……三井寿だった。

　息を飲む、他のバスケ部員達もなんだと言わんばかりの
顔をしている。一方、、花道は……

花「こるぁぁ！！人が磨いた床をぉ！！
　まずその汚ねー靴を脱ぎやがれぇ！」

宮「よせ！花道！！」

ここで喧嘩沙汰になったらおしまいだ…
バスケ部は活動停止処分を食らうどころの話じゃなくなる！

　
　そこで、三井さんが持っていたボールを、隣の
男が吸いかけの煙草をなすりつける…

花「あーーーっ！！！テメェー！」

「「「「！！！！！！」」」」

花道以外にも怒りを抑えきれない男がひとり…

流「………許さん」

宮「ヤメロ！よさねーか！流川！！」

　三井さんに向けてボールを勢いよく投げた。
問題児一年ふたり、怒らせたら本当の乱闘が起こる。

宮「三井さん、悪いけど帰ってくれ…
　大事な試合が控えてるんだ…」

なんて言うが、いまさら引くわけがねぇ……

宮「他の部員は関係ねぇだろ、やるなら俺を…」

堀「しつけーぞ宮城ィ！」

堀田さんが俺の髪を掴んだ途端、俺は三井が蹴り上げた
ボールを腹に喰らってしまった。

宮「ガアッ！」

花「なっ！この女男！！何しやがる！！！」

宮「よせ！」

　くそ、不良は6人…こっちは問題児2人……どうする。

三「嫌だよなぁ、宮城ｨ.…自分のせいで
　部活停止処分どころかバスケ部廃部になるなんてよ」

不適な笑みを浮かべる中心、三井……
くそ、どうすりゃいいんだ。

宮「っ！！」