桜木軍団の紅一点は、バスケットマンたちに迫られています。2 (ページ2)

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関わらせるなページ2

今日も今日とて……

「あの、二科さん…これ/// 」

京子「……えっと」

「それじゃ////// 」

京子「あっちょっと！……あー」

また女の子からハートのシール付きの手紙を
貰った。これで130枚目…か。

洋「また、女の子からのラブレターか？」

京子「趣味悪…みてたの、よーへー」

中学からの友達の水戸洋平。
アタシの悩みを唯一理解してくれる。

洋「モテる女も辛いねぇ」

京子「辛かってんじゃねー」

洋「いてっ！」

ケタケタと笑って見せる洋平、すると3人の男子生徒が
こちらにやってきた。

「あ、いたいた！」

「水戸に二科さん！！」

京子・洋「「？？？」」

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その子たちの話によれば、見知らぬ他校生が
数名、バイクに乗って校舎に入ってきたみたいだ。

「なぁ、校門にバイク止まっててよ…帰り辛ぇんだよ」

つまりアタシらに追い払ってくれって言いたいわけ…
根性ないな、この人たち……

水「知らねーよ、心当たりねぇ。な？」

京子「うん、知らない」

　すると、7組の教室から赤頭の幼馴染、花道が
鼻歌を歌いながら出てきた。

「あぁはなみっちゃん！あのさ……」

京子「ちょっと」

アタシは花道の前に立つ。花道に喧嘩をさせる訳には
いかない。だって、もう花道はバスケ部の一員だから

洋「今から部活か？花道」

花「おぉ！今日もこの天才桜木！！
　華麗なるスラムダンクを決めるぜ！！」

京子「それはそれは…ちょーしにのってまた
　頭ぶつけないでね」

花「な、なんだよ京子っ」

アタシと洋平は花道を軽く押して、体育館に向かう。

「ちょ、ちょっと待ってよ！」

京子「悪いけど、花道はもう喧嘩はしないの」

洋「あいつを関わらせるなよ」

グッと立ち止まる3人の男子を横目に、アタシと洋平、
そして花道は体育館に向かった。もうすぐインターハイだ
もんね、そんなことに関わる暇なんてないもの。

京子「あ！」

洋「どうした？京子…」

京子「今日、小池に呼ばれてた…職員室！！」

後ろでケタケタ笑ってる2人を置いてアタシは
職員室に走った。この後、体育館で起こる悲劇を
アタシはまだ知らなかった。。
　