桜木軍団の紅一点は、バスケットマンたちに迫られています。

帰り道 ページ10

部活が終わった後、アタシは花道と一緒に
帰った。アタシと花道は同じアパートの隣の
部屋同士。帰り道は一緒だ。



花「んぁぁ…疲れたぜ」


京子「ったく、喧嘩ばかりで練習どころじゃ
なかったじゃない…あんたら」



　初めてバスケ部の見学に行った感想は……


京子「とりあえず、基礎練習あるのみだよね。
花道は…」


花「ぐぬっ！京子も基礎基礎というんかっ！」


まぁ、スポーツも武道も基礎から始めないと
試合になったら隙が生まれてしまうから……


京子「でも、あんなにバスケットに夢中になってる
花道をみて…ちょっと安心した」


花「む？」


小学校、中学ともに荒れてたから…喧嘩ばっかりで、
帰る頃には2人とも血まみれだった。



京子「晴子に感謝しなきゃね」


　花道がこんな風に何かに夢中になる環境を与えてくれた
のが晴子なんだから…


京子「クッキー、楽しみだな…」


花「なぁ、やっぱり俺にもひとくち…」


京子「だーめ」


　
　これはアタシがもらったやつなんだから。
初めてできた女の子の友達からの……


京子「♪♪」

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