喫茶店のあの子 ページ29
今日、湘北との練習試合の前に彦一が
美人の女の子に会ったらしい。
越「彦一のやつ、彼女できたってよ！」
仙「へえ？どんな子？来てんの？今日」
でもそれは部員達のデタラメで、実を言うと彦一は
駐輪場と体育館を案内してたらしい、その美人に。
「あの人です！」と彦一が指した方、2
階のギャラリーにその子はいた。
仙「あれ？」
長い赤に近い髪、ｷﾘｯとした吊り目の美人だった。
でも、それは俺の行きつけの喫茶店のあの子にそっくり
だった……いやよく見たらあの子だった。
いつもは可愛いウェイトレスさんなんだけど……
実際の私服はスカジャンにジーパンというボーイッシュな
カッコをしてた。
仙「(湘北の応援か？)」
よく見たら赤頭の桜木に手を振っていた。
柔らかい笑みを浮かべて…おそらく湘北、というより
桜木のことを見にきたのだろう。
仙「妬けるな…桜木」
喫茶店で見るあの子はいつも澄ました顔で…
愛想がないけど、なにか唆る魅力を持っている。
初めて見た瞬間に雷でも振ったかのような感覚が
したんだ。
あの子に一目惚れした…名前も知らない
ウェイトレスさんに。
実際試合中に何度か彼女の方を見てしまったけど、
必死に桜木のことを心配して、2階から1階にまで降りて
きてた。それに、あいつがシュートを決めた時の表情、
ゴール下で活躍してた時の彼女の顔…
完全に、子を見守る母親のような女神のような子だった。
そして、最終的に逆転シュートを決めて、、
湘北の負けが決まった時の……あの
京子「花道……」
彼女の白い頬を伝う、あの涙を見た瞬間、、
仙「…………/////// 」
その顔は一瞬しか見れなかった。彼女が体育館を
出ていったから。でも、俺はあの顔を忘れることはない。
しっかりと焼き付けておいたからな…
仙「マジかよ…////// 」
あんな表情、反則すぎて勝ったはずなのに何故か
罪悪感が湧き上がってきた俺……
もっとあの子の近くにいたい…そう思って、
そ彼女が駐輪場に出てくるタイミングを
見計らって、、俺は接触したんだ。
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なな(プロフ) - 主さんの刺さりまくりでまじで好きですどハマりしすぎて、、😭読み進めるのが楽しみです！！！ (3月31日 22時) (
レス) @page27 id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - ふぇん、好き(唐突)。更新頑張ってください！ …洋平くんとか仙道くんの絡みが見たいです(( (12月11日 23時) (レス) @page21 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤星 | 作成日時：2023年12月6日 3時
