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今日の3限、体育…
アタシは屋上でサボり…


 カラコロ……


 口寂しいから飴は持ち歩いてる。今日は林檎。
屋上の塔屋に誰もいないから独り占め、快適♩


京子「空が綺麗だな」


すると、カツカツ…と洞爺の階段を登ってくる音がした。
見覚えのある黒髪、流川だった。


流「!」


京子「よ、流川」


流「授業をサボるな」


京子「お互い様でしょーが」


流川のクラスは数学…小池か。
アタシもあの教師は苦手だから正直流川の気持ちがわかる。


流「…………甘い匂い」


京子「ん?」


流「なんかオメーから甘い匂いがする」


京子「あー、飴のこと?」


れ、と舌を出して舐めてる飴を見せる。


流「ふーん」


京子「口寂しいときに舐めるの、他にガムとかね」


煙草のことはあえて言わない。
私は流川がじっと見つめてくるので、ポケットから
赤の包みを出し、


京子「流川、はい」


流「?」


京子「飴、あげる」


カサッ…と音を立て、流川の掌に包みを落とす。
林檎の絵が描かれた飴。流川は「ウス…」と首を下げ、
雨を舐め始めた。


京子「この前練習見た時、流川が
どんだけバスケ好きかわかったよ」


流「((カラコロ…」


京子「アタシまだバスケットのことよくわかんないん
 だけど…よく見たら意外と面白いんだなーって、ルール
 とかまだ晴子に教えてもらってるんだけどね…」


流「…………」


京子「花道のこと気になるっていうのが1番の理由
 なんだけどね、今度見に来る時はちゃんとチームの
 人達のことも応援する事にした。

 勿論、流川のことも応援してるから」


 流川はずっと黙ったままだった。
この男は口数が少ないから何を考えてるのか
わからなかったけど…まぁ、気にすることでもない。
アタシと流川はサボり2人組、飴をカラコロ舐めながら、
寝そべって空を眺めてた。



流「(応援してる…か)」



 流川の口元が、少し緩んだことをアタシは気付かなかった。

頑張れ→←弟みたい



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なな(プロフ) - 主さんの刺さりまくりでまじで好きですどハマりしすぎて、、😭読み進めるのが楽しみです!!! (3月31日 22時) (レス) @page27 id: 3ca32de087 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - ふぇん、好き(唐突)。更新頑張ってください! …洋平くんとか仙道くんの絡みが見たいです(( (12月11日 23時) (レス) @page21 id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤星 | 作成日時:2023年12月6日 3時

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