あの子の差し入れ+ ページ28
そして、合宿も3日目に突入する。
カ「((ｷｮﾛｷｮﾛ…」
成「おいカルロ、いい加減にしてよ鬱陶しいんだって」
カ「だってよぉ」
カルロスはまたヴィーナスちゃんを目だけ追って探して
いる。もう午後練入るってのに…流石に監督も吹雪吹かせてる
し！！！
すると、、、、、
カ「Aっ！！」
成「え！？いねぇじゃん…」
カ「いや、そこの木陰に影が見える…あれはAの影だ！！」
白「あ、ほんとだ…」
カルロスは目をキラキラさせて見ている方向に、おさげの
美少女…ヴィーナスちゃんが立っていた。いや、今来たのだ。
というかなに今の……センサー？ストーカー通り越して今度は
センサーか？？
御「紅野さん、お疲れ」
A「御幸、昨日はどうも。」
御「なんか用事？」
A「うん、昨日のお礼…と、あとコレ」
御「うお！すげぇ！！これ全部紅野さんが？」
なんだなんだと他の部員も集まる…カルロは……まぁ
察して。俺もヴィーナスちゃんのところに駆け寄る。
2段の大きめのタッパーを持っていたヴィーナスちゃん。
そこにはレモンの蜂蜜漬けが入っていた。
沢「うわぁぁぁ！すげぇ、これ全部先輩が！？」
御「ちょ、沢村うるせぇ…」
降「美味しそう…」
倉「俺たちに作ってきてくれたのか！？ありがてぇー！」
青道の方に1段目のタッパー、そして俺とカルロの方を
振り向いてもう一段…
A「みなさんも、これよかったらどうぞ？」
なんと、、俺たちの分まで……！
成「ほんとに！？いいの！！？」
A「いいもなにも…合宿してる人たち全員分作ってきた
ので………」
成「うわーい！やったーー！！」
原「鳴、まず手を洗え…すまねぇな、えっと…紅野」
A「いいえ、私がやりたくてやってることなので。」
そして俺たちは休憩を取ることにした。
それにしても美味しい！
程よい幅でカットされていてレモンに蜂蜜がよく染み込ん
でる！
A「神谷…」
カ「A？うおっ…ど、どうした」
ヴィーナスちゃんはカルロの頭を引き寄せるように
触れる。カルロは少し屈んだ状態だけど、なんかちゅーする
前の体制みたいになってら
カ「A！？ど、どうし…((A「よかった」……？？」
その瞬間、カルロだけじゃなく俺もその瞬間を見たんだ
A「後頭部…だいぶ腫れが治まって((ｸｽ」
カ「…………///////// 」
彼女が微笑む瞬間を…そしてカルロの頬が真っ赤になる
とこを…………
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作者名：赤星 | 作成日時：2022年6月20日 4時
