雨の降る時君に会いたい

19 ページ20

今日は仕事は休み



午後から梨花とランチしてコンサートに着ていく洋服を買いに行く約束してる


さ！気分入れ替えて掃除しなくちゃ！



ピコン


[ おはよ。今電話平気？]



みっくん…


[ おはよう。昨日はごめん。大丈夫だよ]


すぐなる電話



北山「 おはよ。昨日はあれからちゃんと眠れた？」


「 うん、昨日はありがとう。みっくんに話し聞いてもらえたから眠れたよ。」


北山「 今日仕事は？」


「 休みなの。午後から友達とランチする予定なんだ」


北山「 今から…会えない？」


「 え…」


北山「 Aちゃんに会いたい」


「 …うん。大丈夫。今から行くね」


化粧をして、軽く掃除機かけて、洗濯物外にだして…



私…はやく会いたくて…会いたくて


仕方なくなってる


エントランスまでくると


ピコン


[ 部屋まできて]



彼の部屋までくるとドアが開く



手を引かれ部屋の中に入ると



彼の香りに包まれていた



北山「 Aちゃんが泣いてる顔、辛い顔見るたびに自分のものにしたくなる」



「 ごめ「黙って」



唇が重なる


何度も何度も



お互いの気持ちを確かめ合うように…



北山「 俺も一緒に背負うから」



「 だから今だけは俺だけをみて？」



今にも泣きそうな彼を見て



頷く



そのまま彼の香りに



彼のすべてに包まれた…



彼の寝室



彼のベッドの中



北山「 ねぇ…後悔してる？」


「 ううん…してない」


北山「 俺もしてない。」


「私…でもすぐには離婚…できない」


ふふって笑って髪を撫でる


北山「 そんなのわかってるよ。」



「 ごめん…」



北山「 ごめんはもう言わないで。わかってるし。それ覚悟で俺、今こうやってAの側にいるから。」


って優しく微笑んだ



神さま…



今だけ…



今だけでいいから…



彼の優しさに甘えてもいいですか…？

20~北山side〜→←18

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す