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6*不審者? ページ6

只今午前10時。

暇な時は物凄く暇なのだ。
それに、暇な時ほど時間は遅く感じる。

けど、暇な時でもやりたいことがあれば時間は早く感じるもので……


「………つ、疲れた…」


私は丁度部屋の片付けが終わったところだ。

なんということでしょう。あんなに狭かった部屋が今は開放感溢れる爽やかな部屋になりました!

………beforeとafterで、こんなに違うものか。

本当はやりたくはなかったのだ。
しかも今日バイト日だったのに。

けど仕方ないのだ。

今私の家にはケモ松さんがいる。

しかもそやつらは両手サイズのめっちゃ小さいやつらで、物で溢れかえる部屋の中にいたら、もう小人の如く何処にいるのかわからなくなる。

ということで、折角のバイトも仮病で休み、部屋の掃除に没頭していました。

ん?ケモ松さん達?

あいつらは今私の部屋で遊んでいるよ。

大丈夫。部屋はリビングよりは汚れてないから。


「よし…あとは、ケモ松さんの服………作らないとダメだよね?知ってる。」


そう呟き、布を買いに行こうとした時、部屋が何故か煙に包まれた。

………ナンデ?

振り返り煙の発生源を見るとそこには…


「……はぁ?」

「…ふぅ、やっと着いた」


見知らぬ青年、1人。


「……誰?」

「やぁ!僕の名前は闇の国から着た漆黒の騎s…」

「もしもし、警察ですか?」

「警察に通報しないで!?」


なんだコイツは。

ただの厨二か、それともただの馬鹿か。


「ごめんごめん、謝るから僕の話を聞いてくれ」

「その前に靴脱いでくれません?」


土足で人の家に上がるな愚か者が。

……口が悪くなったのは気のせいだ。


………………


「ところで貴方は誰ですか」


只今正午。

綺麗になったばかりの部屋のリビングにテーブルを挟むかたちで自称闇の漆黒の騎士(ただの厨二病)と向かい合うように座っている。

ケモ松さんはというと、私のだらんと垂れた腕に6人揃ってお昼寝?している。

因みに私は女子とは到底言えないような胡座をかいて座っている。


「あはは…僕の名前は「キョウ」!」

「凶?」

「そっちじゃないから!」

「え、違うんだ。」


なんとも男らしいサバサバした態度と口調に、目の前の厨二野郎は顔を引き攣らせていた。

7*ケモ松さんについて→←5*誰か、飼育説明書をくれ



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設定タグ:ケモ松さん , おそ松さん , 養う   
作品ジャンル:ファンタジー
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黒コマ先生2(プロフ) - これが萌えですか、、、僕も癒しが欲しいです。続き待ってますね。 (2020年5月31日 13時) (レス) id: c314387e95 (このIDを非表示/違反報告)
家から出たくない主義(プロフ) - 何故ここで……!!!!更新楽しみにしてます!! (2019年3月24日 20時) (レス) id: edf769ece4 (このIDを非表示/違反報告)
アイル(プロフ) - 萌えすぎて禿げました。続き超待ってます!! (2017年12月1日 17時) (レス) id: da2347fff6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 萌えましたね( ˙-˙ )続き楽しみにしています!更新頑張ってください! (2017年10月22日 23時) (レス) id: 96b60eb288 (このIDを非表示/違反報告)
兄松推し(プロフ) - 更新頑張って下さい (2016年8月6日 22時) (レス) id: 92c51a9e71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年5月12日 22時

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