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14*朝から眼福 ページ14

…………

『……ん……ちゃん…Aおねーちゃん!』

「………ん……ん?」


頬がペチペチという音を立て痛いのと、誰かからの私を呼ぶ声で目を覚ました。


『あははー!Aおねーちゃんおはようー!!』


瞼を開けるとドアップで写ったのは焦点の合わない目、大きく開いた口。

そして茶色い犬の着ぐるみを着た、


「…おはよう十四松」

『やっとおきたぁー!!』


十四松が私の頬をペチペチ叩いて起こしてくれていたのだった。

体を起こすと私の肩によじ登ってきて、何故か頬に頬ずりをされた。


「……?どうしたの?」

『ぺちぺちしちゃったからー!なおしてるの!!』

「ありがとう」


頬ずりで治してくれてる……可愛い…


「…ねぇ十四松」

『なぁにー?』

「これから皆のこと呼び捨てでいい?」


一応聞いてみると、


『うん!いいよー!!』


と天使スマイル全開で承諾してくれた。


「ありがとう。ところで、皆は?」

『まだねてるー』


十四松が言うようにダンボールの中を見てみると、スヤスヤ寝息をたてて眠る他の5人の松。

相変わらず可愛いなくそ…


「…十四松は早く起きたの?」


今の時刻は朝9時。


『…めがさめちゃったー!』

「あ、成程。朝ご飯先に食べよっか」


そう提案すると顔を明るくして『うん!』と元気よく頷いた。

……朝から元気だなぁ…


…………


「……っとよし出来たよ」

『わぁ!!やきう!?やきうのぼーる!!』

「うん野球のボールだよー」


今日の朝ご飯はオムライスだ。

十四松はアニメの中で野球が好きだったことを思い出したから野球のボールに見立てたオムライスを作ってみた。

好評らしい。


『いただきまっする!』


そう言って笑顔でオムライスに食らいつく十四松に思わず笑が零れた。


「美味しい?」

『おいしいー!!!』


クックパッ○ありがとう…神様…

小さなオムライスはすぐに無くなった。

けど十四松はお腹いっぱいになったらしくお腹を摩っていた。


『うまかったー!!!』

「良かった〜」


そう言って笑うと十四松もとびきりの笑顔になった。

そんな天使と幸せな時を過ごしている時だった。


「…?」

『???』


私の部屋から大きな何かが落ちるような物音がした。

何か落ちたのかと自室に急いで駆け付けると、


「……あ、あれ?え?……えぇぇ???」

『あ、Aねーちゃん』


両手サイズだったおそ松が少し大きくなっていた。

15*おっきくなった→←13*天使再び



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設定タグ:ケモ松さん , おそ松さん , 養う   
作品ジャンル:ファンタジー
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黒コマ先生2(プロフ) - これが萌えですか、、、僕も癒しが欲しいです。続き待ってますね。 (2020年5月31日 13時) (レス) id: c314387e95 (このIDを非表示/違反報告)
家から出たくない主義(プロフ) - 何故ここで……!!!!更新楽しみにしてます!! (2019年3月24日 20時) (レス) id: edf769ece4 (このIDを非表示/違反報告)
アイル(プロフ) - 萌えすぎて禿げました。続き超待ってます!! (2017年12月1日 17時) (レス) id: da2347fff6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 萌えましたね( ˙-˙ )続き楽しみにしています!更新頑張ってください! (2017年10月22日 23時) (レス) id: 96b60eb288 (このIDを非表示/違反報告)
兄松推し(プロフ) - 更新頑張って下さい (2016年8月6日 22時) (レス) id: 92c51a9e71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2016年5月12日 22時

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