1*出会いは佐〇急便でした。 ページ1
10階建てのアパートの、9階に私は住んでいる。
両親は私が12の時に他界して、私は親戚の叔母のところに引き取られたあと、今は一人暮らし中だ。
そして、只今午前9時。
ついさっき起きたばっかりなのだ。
「………朝ご飯食べよう」
そう呟いてベッドから降りた。
キッチンで軽く朝ご飯を作る。
え?学校?そういえば最近めっきり行ってないなぁ
……なんて思いながら、出来たのは、
「……うわぁ…また失敗しちゃった。」
しっかり焼けていない半熟とも言えないなんとも生々しい目玉焼きだった。
はっきりいって、料理は得意な方ではない…いや無理だ。
いや…お米の炊き方とお味噌汁の作り方は流石にわかるよ?わかるよ!?
けどそれ以外はめっきり。
勉強も無理。運動も無理。料理も無理。
出来ることと言えば……
「…そういや、おそ松さん録画してあったんだ…見よっと…」
録画したアニメをひたすら見ることと、アニメグッズを集めること、あとは、pi○ivにイラストをあげることくらいだ。
「…はぁ……相変わらずイケボやなぁ…」
今日も変な大阪弁を使いながらドロドロの目玉焼きを食べ、鼻の下を伸ばしている、どうも俺氏でございます。
……私の人生終わってんなぁ…
悲しい時に、よく思いつくのがこの言葉。
………………………
「……はぁ…今日も何もない1日だった」
どうも。
只今午後8時。
特にすることもなく、また夜を迎えました。ハイ。
明日?明日の予定は……特にない。
「……シャワー浴びて…アニメ見返そうかね」
そう言って風呂場へ行こうとした時だった。
部屋に響き渡るチャイム。
「……誰だろう。こんな夜に」
玄関へ行き、覗き穴から見てみると、ダンボールを持ちこちらを見上げる20代と思われる男性1人。
『こんばんはー!』
「もしや、Am○zonで買った何かかな?」
そう思ってドアを開けた。
『こんばんは!○川急便です!』
あ、開けなければ良かった。
後後後悔。
『幸村Aさんですよね?お届け物です!』
「…え、私に?」
何だろうか、などと思いながら、よくわからないままハンコを押して、ドアを閉める。
腕の中には大きなダンボール。
そこまで重くはないが…何が入っているのだろうか、なんて疑問を抱きながらリビングに戻りダンボールを開けてみる。
開けてみたら……
「…なんじゃこりゃ」
6つの松の模様の描いてある、
「卵?」
卵がありました。
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黒コマ先生2(プロフ) - これが萌えですか、、、僕も癒しが欲しいです。続き待ってますね。 (2020年5月31日 13時) (レス) id: c314387e95 (このIDを非表示/違反報告)
家から出たくない主義(プロフ) - 何故ここで……!!!!更新楽しみにしてます!! (2019年3月24日 20時) (レス) id: edf769ece4 (このIDを非表示/違反報告)
アイル(プロフ) - 萌えすぎて禿げました。続き超待ってます!! (2017年12月1日 17時) (レス) id: da2347fff6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 萌えましたね( ˙-˙ )続き楽しみにしています!更新頑張ってください! (2017年10月22日 23時) (レス) id: 96b60eb288 (このIDを非表示/違反報告)
兄松推し(プロフ) - 更新頑張って下さい (2016年8月6日 22時) (レス) id: 92c51a9e71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梟 | 作成日時:2016年5月12日 22時