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「でも、ある夜……、俺に隠れて泣きながら婆ちゃんに電話してる母さんの姿を見ちまったんだ。
自分の育てかたが悪かったんじゃないか、片親なのがよくなかったんじゃないかって。
そんなわけねぇのに。母さんはなんにも悪くねぇ。悪いのは全部俺だ！
だから、名門ナイトレイブンカレッジから迎えの馬車が来た時、すげー喜んでくれた母さんを今度こそ泣かせないって決めた。
俺は今度こそ、母さんが自慢できる優等生になろうって決めたんだ。
…………なのに、ちくしょう！」
パタンと座り、ぽつりぽつりと話し始めるデュース。そんな彼にAはしゃがんで目線を合わせる。
『……でもさ、優等生だからって怒らないわけじゃないし、さっきあの人たちの態度は多分誰でも怒るよ。
それに、自分で反省してることがデュースの優しさを証明してるでしょ？」
「…………！」
「そうだゾ！
オレ様だってさっきの不良どもにはあと１０発くらいパンチしてやりたかったんだゾ！
その前にオマエがやっつけちゃったけど。」
『うんうん私も』
「お前たち……」
先程までの険しい表情が2人の言葉で和らぐ。
「そっか。……へへ。ヒヨコも安らかに成仏してくれるよな。」
頬を掻きながら嬉しそうにへらっと笑うデュースにAはピシャリと固まる。
彼の今後のためにもこれは伝えておかなければならないという謎の使命感に駆られた。
『あー………………よし、
……あのねデュース。あの卵は無精卵だから元々孵らないんだよ』
.
.
「え…………
えええ!!!??? 嘘だろ!?!?!?」
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
終わり
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←Episode1 13 悪童セピア！
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ゆゆ(プロフ) - みーみさん» みーみ様、この作品を読んでくださって、そしてコメントまでして頂きありがとうございます。長い間返信ができなくてすみません。最近あまり時間が無く、更新がかなり滞っておりますが、こんな作品で良ければこれからもよろしくお願いいたします！ (1月17日 17時) (
レス) id: 077c8650aa (このIDを非表示/違反報告)
みーみ - 初コメ失礼します。すごく面白いし，主人公への溺愛がちょうどいいのでずっと見てられます！！これからも頑張ってください，更新楽しみにしてます。 (10月9日 9時) (レス) @page40 id: 4864a15202 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - etc.さん» etc.さん、コメントありがとうございます！応援して下さってとても嬉しいです…！私も更新滞りがちなので、皆様の暖かいコメントを糧にして頑張っていきたいです。etc.さんも、無理ない程度で更新頑張ってください！これからもこの作品をよろしくお願いします！ (8月25日 23時) (レス) id: 077c8650aa (このIDを非表示/違反報告)
etc. - とっても素敵なお話で、いつも楽しく読んでいます。原作沿いだと更新との長期戦になりますけれど、いつまでも応援しています。私は短編ですら更新が滞っているのに…。尊敬します。残暑が厳しいですが、お身体にお気をつけてください。 (8月25日 16時) (レス) @page34 id: cd440b7134 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - アイ☆.·*さん» アイ☆.·*様、この小説を読んでいただいてありがとうございます！全部読んでくださったんですね！？感謝が止まりません……主人公ちゃんにはとにかく愛されてくれ！！という私の私欲が詰まっているのですが、好きと言っていただいてとても嬉しいです！更新頑張ります！ (5月17日 17時) (レス) id: 077c8650aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆ | 作成日時：2021年11月21日 19時
