7話目〜風丸side〜 ページ9
久遠監督に呼ばれて、ずいぶん長く話し込んでいた
A、待ってるのかな？
姿が見当たらないから、鬼道に聞いてみた
『鬼道、A見なかったか？』
鬼道「Aなら、緑川と先に帰ったぞ」
『わかった、ありがとな鬼道』
Aが緑川と帰っただって？まさか付き合い始
めたのか？そもそもあの二人ってそんなに仲良かっ
たかな…
とりあえず、帰ろう
1人で帰る帰り道、いつも横にいる小さいAは
いなくて、暑さでかわいた道路には独りの影しか写
らない
緑川「風丸！今帰ったのか」
おそらく、さきほどまでAといたらしい緑川
が前から歩いてきた。
『緑川こそ、こんなところでどうしたんだよ』
わざと、聞いてみた。俺ってこんなに嫌なやつだったっけな。
これは緑川に対しての【嫉妬】なんだな
Aが取られるんじゃないか、って焦ってる
緑川「Aが体調悪そうだったから、家に送り
届けたんだ、風丸は久遠監督に呼ばれていなかった
だろ？」
『そういうことだったのか、ありがとな、緑川』
緑川「どういたしまして！じゃあ、またね」
そう言って緑川は反対方向のお日さま園へと向かっていった
緑川はAのことどう思ってるんだろう
あとからメールがAから届いた
【リュウジに送ってもらったよ、風丸も気をつけて
帰ってね！！】
リュウジ…？いつからそんなに仲良くなったんだ？
Aは幼なじみだけど、いつのまにか一郎太と
は呼ばなくなっていた
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作者名：水素 | 作成日時：2018年7月29日 0時
