もう子供じゃない (ページ42)

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40話目ページ42

ラーメンにがっつきながらも、

ちらっと目をやると目が合った

『守と一郎太…』

2人ともブレザーだ。見慣れないし守は学ランの方が似合うよ…

風丸はもうめちゃめちゃ、かっこいいけど…

円堂『んぁ！？Aじゃん！

高校初日から女がラーメンか？』

悪気もなく守がそんなことを言う

風丸『珍しいな、Aがここに来るなんて
その量すごくないか……』

風丸がちゃっかり私の横に座る

顔が熱くなるから、ちょっと素っ気なく答える

『バイトしたいですって頼みにきたの。』

風丸『バイト！？あのAが！？』

『そう、飛鷹君もここでバイトしてるんだよ』

風丸『へぇ…(よりによって飛鷹かよ)

まあ頑張れよ！俺らも練習の後来るかもしれ

ないし！』

飛鷹『味噌ラーメン一丁塩ラーメン一丁』

タイミングよく飛鷹がラーメンを運んでくる

守『飛鷹～！！久しぶりだな！！半年ぶりくらいか！？』

飛鷹『円堂さんに風丸さん、お久しぶりです』

風丸『久しぶりだなー、飛鷹。Aのことよろしく頼むぞ』

飛鷹『はい。』

『風丸父親かよ』

思わずツッコミを入れる

円堂『ん？お前ら恋人から親子になったのか？』

改めて【恋人】というと照れくさくて仕方がない

あえて無視しよう

飛鷹『そうだったんですか？風丸さん』

お前もかよ。

風丸『んなわけねぇーだろ…』

呆れている一郎太もかっこいい…かもしれない

風丸たちが間食する頃、私も丁度あの量を間食した

『響木監督ごちそうさまです！明日から頑張ります！』

響木『期待してるぞ』

飛鷹『ホントに食べたんですね……』

風丸と守と3人で、雷雷軒を出る

守とは家が反対方向だからここで別れた