File24 ページ26
Z.Matuda
白鳥の乗った車が爆発した。
「し、白鳥君!?」
Aと白鳥の車の運転席まで走り、中を確認する。
「白鳥君!!
え?」
「き、危険です…は、早くその車から…。」
後ろを振り向くと頭から血流してぶっ倒れてる白鳥。
「は、離れて…。」
「し、白鳥君!?」
「おい、大丈夫かよ?」
「あ、あぁ…き、君のようにうまく逃げられなかったようだがね…。」
おい、そんな冗談言ってる場合か?
「高木君!すぐにこの道を封鎖して救急車を!!」
「は、はい!!」
「で、でも…喋れるんなら大丈夫なんじゃ…。」
「いや…右側頭部から出血し、左の手足が麻痺している。
これは多分…。」
「急性硬膜下血腫…。」
このガキ共、やっぱただのガキじゃねぇだろ。
なんでそんな難しい言葉知ってんだ。
「早く病院に連れて行かないと…ヤバいわよ…。」
「そ、そんな…。」
「とにかくガソリンに引火したら二次爆発が起きかねん!
救急車が来るまで白鳥警部を車から離そう。」
白鳥を狙ったのか…そもそも俺ら警察全体への当て付けか、
俺たちが関わった過去の爆弾事件との関係もまだわかんねぇ。
・
________
Youside
松田が子供たちの所にいて、白鳥君が何か伝えたそうにしていた。
「え?何?紙?」
「そ、それを…その紙を…すぐにあなたに見せたくて…それを吹っ切るチャンスですから…。」
白鳥君から紙を受け取ると長い文章が書かれているのがわかった。
「俺は剛球豪打のメジャーリーガー。
さぁ延長戦の始まりだ…試合開始の合図は明日正午。
終了は午後三時…出来のいいストッパーを用意しても無駄だ、
最後は俺が逆転する…試合を中止したくば俺の元へ来い。
血塗られたマウンドに貴様ら警察が登るのを鋼のバッターボックスで待っている。」
まさか…また、アイツが出てきたって言うの??
松田と萩原が殺されかけたって言うのに…!!!!
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反町ゆうり(プロフ) - さくら🌸さん» 読んでくださってありがとうございます。松田さんはやっぱり神だしカッコイイなとも思います…!から紅は割と私の中でも気に入ってます。笑そこまで読んでくださってありがとうございます! (2023年4月21日 21時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら🌸 - 55話とか、スリリングすぎて心臓壊れるかと思いました。けど松田さんってやっぱり神だなーって原作でも思いましたけど反町さんの小説を読んでもつくづく思いました。から紅とかめっっっちゃよかったです。 (2023年4月21日 20時) (レス) id: 713739e542 (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - さくら🌸さん» ありがとうございます!面白いと言ってくださって嬉しいです!ありがとうございます! (2023年4月20日 20時) (レス) id: 9c7b927df5 (このIDを非表示/違反報告)
さくら🌸 - コメント失礼します!私占ツクで警察学校組の話をたくさん読んでいたんですけど一番私が面白いって感じてしまったのでコメントしました。更新楽しみに待ってます (2023年4月20日 20時) (レス) @page9 id: 713739e542 (このIDを非表示/違反報告)
反町ゆうり(プロフ) - だすとちゃん。さん» オリジナルと原作沿いなので一切パクってはないです…似ているのであればそれは申し訳ございません。似たような作品になってしまい申し訳ございません。一切パクリでは無いです。 (2022年4月18日 19時) (レス) id: 9b92789279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年4月15日 22時