警察学校組の同期。【名探偵コナン】【8】

File379【さくらの思い出陣平BOY】 ページ32

Noside





あれから数ヶ月、すっかり松田とAと萩原は仲良くなり三人で遊ぶ中になっていた。





｢へぇ〜！松田君のお父さんって、プロボクサーだったんだ！｣





｢…あぁ、けど警察のせいでそれも台無しになったからな…｣






｢それ、私も見た…でも、誤認逮捕だったんだよね？｣






｢だから許せねぇんだよ、警察が！！｣





小学校低学年なりに考えぬいていたが、納得できないでいた当時の松田だったのだ。





｢陣平ちゃん、虐められてたからね…｣






｢え？もしかして…そのいじめてたやつって…｣






｢うん、前にAをいじめてたやつ。｣






｢そうだったんだ…｣





Aは松田を見つめ、｢(でも、助けくれたんだ)｣と嬉しそうにほほ笑んだ。






｢A〜！｣





｢あ！お母さん！｣





｢あら、陣平くんと研二くん。｣





｢こんにちは。｣





｢…ちは…｣






｢ねぇ、お母さん。松田丈太郎って知ってる？｣





｢…え！？知ってるも何も…｣






Aの母、当時の凪沙は目を見開いた。
そして天パの松田に目を移し納得したような顔に戻る。





｢通りでそっくりだと思ったわ…貴方、丈太郎さんの息子さんね？｣






｢…そうですけど…｣







｢｢えぇー！？Aの/お母さんが冤罪晴らした！？あっ…｣｣






未だに陣平はムスッとした顔だが、Aとはきは声が揃い驚いていた。

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