警察学校組の同期。【名探偵コナン】【8】

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Youside





私と陣平と研二が出会ったのは私が小学校のときだった。
そう…確か、あれはもう10年以上前になるのか…




10数年前＿＿＿＿＿＿＿＿





｢ねぇ、Aの名札知らない！？｣





｢名札？なんの事だ？｣





｢今日から新しい小学校に通うから新しい名札なのよ！｣





まだAの両親が生きていた頃、Aは新しい小学校に通うのに行く準備をしていた。





｢そう言えば、昨日洗濯する時に見たけど…｣





｢あっ…まさか貴方！！｣





｢お母さん、これ！お父さん洗濯してる！！｣





｢もぉ！何やってるのよ！｣






｢す、すまん…今日から本庁の爆発物処理班でな。
早く行かなきゃならねぇんだ。｣





｢あ！ちょっと貴方！｣






Aは心配そうに母を見つめてその壊れた名札を手に持っていた。





｢大丈夫、お母さんが先生に頼んであげるから。｣






｢うん…。｣






そして母と共にAは小学校に向かい、そこからは担任の教師と共に教室に向かった。





｢はい！今日から皆のクラスメイトになる星野Aちゃんです。｣




｢…よろしくお願いします…｣





Aは緊張気味の声で挨拶し、ふと視線が向けられたのは頬に絆創膏を貼り怪我をしていた天パの松田だった。





｢(あの子の傷、痛そう…)｣






｢Aちゃんの席は松田くんの席ね。
あの子の隣よ。｣






｢はい。｣





Aはその松田の隣の席に行き、松田の事を見たが特に気にもせずちらりと見て黒板の方へ視線を移した。

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