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捜査一課 ページ13

Noside





捜査一課に着けば、刑事たちの視線は一気にAへと向けられた。
三浦も芹沢も驚いた顔をしていた。





「か、鍵等先輩!?」






「鍵等…来てたのか。」





『お久しぶりです。』





「この件で来てもらいました。」





「…あれ、鍵等先輩ってメガネ付けてましたっけ?」






『それは気にぜず行こう、芹沢くん。』





言い忘れていたが、この事件からAは黒縁メガネをずっと掛けているのだ。





「捜査線上に浮かんできた鍵等智弘だが、過去に起きた強盗事件覚えてるか。」






「あぁ…あれだろ、埼玉県警が調べてたっていう。」





『その埼玉県警が今回の大元の事件、絡んでるって睨んでるってとこ?』





「あぁ、怪しいのはコイツらだ。」





ある二人の刑事の顔写真がホワイトボードに新しく貼られた。
松木卓也、清水靖男と付け足された。






『まぁだったら、彼らに一発で聞くのみ。』






「「お前。」」






『こっちにはこれがある。』






「なんだそれ。」





『兄が唯一持ってた手がかりになるもの。
…証拠、に近い品。』





Aは右手でその手帳を持ち、自分のコートにしまった。






「おい、亀山。」





「…んだよ、伊丹。」






「お前Aと一緒に行けよ。」






「お前に言われなくてもな、行くつもりだ馬鹿野郎。」






「あ"っ??」






『薫ちゃん、憲ちゃん!!こんなとこで喧嘩しないでよ。
みっともない。』






他の刑事がいるのにも関わらず同期三人での会話がスラスラと進み、刑事たちは置いてけぼり状態だ。






「じゃあそっちはそっちで捜査を頼む。」






「『はい。』」






この事件の係長なのだろうか、その人物が二人に声をかけて薫とAは捜査一課を再び後にした。

誤魔化し→←強面の伊丹



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Rei - いつもゆうりさんの作品を見て感動してます!!応援してます!!頑張ってください!! (10月22日 20時) (レス) @page17 id: 1ac691a90a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年9月14日 23時

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