検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:16,680 hit

ページ9

Aside




翌朝、みんなで外に出てみるとやっぱり降ってた。
夏の雪。




「すご〜い、すごい!」




「おはよう。」




「「おはよう。」」




「魚住君と冬美は、まだ?」




「うん。」




上着忘れた…結構降ってきたけど、大丈夫かな?




「急がないとすぐ雨に変わっちゃうな。」




「降ったねぇこれ、積もんのかな?」




「お〜い!置いてくなよ!」




雪影中の入り口に着いた時、魚住君が到着した。




「遅ぇぞ、魚住。」




「悪い、寝坊した。」




「寝坊かよ。」









みんなで夏の雪を見るために雪影中にやってきた。
Aのやつ雪降るって言ってんのに何であんな薄着なんだよ。




そんなこと考えながら中に入ろうとすると、
誰かの足跡らしきものがありそれを頼りに歩いて行く。




足跡が終わりその視線の先には冬美が上送りの矢が首に刺さっていた。




「はじめちゃ…「A、見んなっ!!」」




Aを抱き寄せ、遺体を見させないようにするが、




「キャー!」




「きゃあ!」




間に合わずにAは悲鳴をあげて力なく俺に倒れてきた。









しばらく私は動けなくて、はじめちゃんに支えてもらう。




バサッ




「はじめちゃん…。」




「俺の上着、着てろ。そんな薄着だと風邪、ひくだろ?」




「ごめん、ありがとう…。」




はじめちゃんが着てた赤いパーカーを羽織って、
警察が来るまでみんなで教室に待機をすることになった。

▽→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
90人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:反町ゆうり | 作成日時:2022年3月13日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。