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「これは補聴器っつーモンでさァ。これを耳に嵌めてれば人の声が聞けるようになりやす」
沖田さんはとても丁寧に一つ一つ説明してくれた。
補聴器を買うために1週間の間姿を見せていなかった事、私に何も言わなかったのは驚かせたかったからだと言うこと、そして、
父に頼んで、後日1日私と出掛ける許可を取っていたこと。
「…そんな…貰ってばかりじゃ...」
「俺がしたかったからいいんでィ」
「で、でも...これじゃ..」
「...なら、」
Aの頬を両手で包み込むようにして顔を近付ける沖田。恥ずかしさからかギュッとAは目を瞑る。
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聞こえてきたのは小さなリップ音。
ふわりと柔らかく温かいそれは触れたと思えば直ぐに離れてしまう。
ゆっくりと目を開ける。
パチリ、と沖田と目が合って
「────好きでさァ、A」
そう言ってまた唇を重ねた。
私にも、好きって言わせてよ。と心の中で思いながらもAは沖田に全てを任せていた。
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リアルドS - 沖田くんカッコいいo(〃^▽^〃)o (2020年2月29日 22時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
アニオタで何が悪い。 - nanasiさん» 本人ではなくてすみませんが、ゆっくりと話して、短い言葉なら、聞こえるのではないでしょうか。 (2018年10月15日 23時) (レス) id: b56a29ce1c (このIDを非表示/違反報告)
nanasi - 質問なんですが、11の冒頭で沖田の呼びかける声が聞こえているのはどういう状況ですか?片耳だけ聞こえるとか有るんですか? (2018年9月30日 22時) (レス) id: 24c72b8a8f (このIDを非表示/違反報告)
青ウサギ(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります (2018年9月30日 14時) (レス) id: 96f8c4fa92 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - このお話大好きです!!番外編楽しみにしてます! (2018年9月30日 14時) (レス) id: 9001c617e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青ウサギ | 作成日時:2018年2月27日 20時