33 ページ34
「────娘は、なんと?」
「思うけど、これ以上父に迷惑をかけたくない…と」
そう言えば、Aの父親はフゥ…と息を吐いた。
目線を下に落とすと、コップの中のお茶がゆらゆらと揺れていて、沖田はそれを一気に飲み干す。
.
「あの子は…いつもそう言うんですよ。自分の事は後回し、他の人の事を優先する...
だからこそ、私はあの子を自由にしてやりたい。
あの子に、声を聞かせてやりたい。」
父親の娘への愛が溢れている。
そう感じて、沖田は辛くなった。
辛いのは、Aは勿論の事、父親だって辛くて堪らない筈だ。
何とかしてやりたい。でも、どうすることも出来ない…やりきれない気持ち。
.
.
「────お父さん、俺から1つ、
頼みがありやす」
─────────────────────
今月中に終わらせるつもりです。
309人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リアルドS - 沖田くんカッコいいo(〃^▽^〃)o (2020年2月29日 22時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
アニオタで何が悪い。 - nanasiさん» 本人ではなくてすみませんが、ゆっくりと話して、短い言葉なら、聞こえるのではないでしょうか。 (2018年10月15日 23時) (レス) id: b56a29ce1c (このIDを非表示/違反報告)
nanasi - 質問なんですが、11の冒頭で沖田の呼びかける声が聞こえているのはどういう状況ですか?片耳だけ聞こえるとか有るんですか? (2018年9月30日 22時) (レス) id: 24c72b8a8f (このIDを非表示/違反報告)
青ウサギ(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります (2018年9月30日 14時) (レス) id: 96f8c4fa92 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - このお話大好きです!!番外編楽しみにしてます! (2018年9月30日 14時) (レス) id: 9001c617e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:青ウサギ | 作成日時:2018年2月27日 20時