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彼女は困っていた。
自分は団子を口に頬張って幸せの絶頂に浸っているが、引き換えこの二人はどうだろう。
言い合いが始まったかと思えば、今度は殴り合いが始まりそうな勢いでお互いを蹴りあっているではないか。
本当ならば話を聞いてこの場を収めたいが、
声の聞こえない彼女からしてみればただ口をパクパクとさせて掴みあってるようにしか見えないのだ。
(…ど、どうしよう...)
…と。そう思った時だった。
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「...え…?」
彼女の肩をぽんぽんと優しく叩きニコっと柔らかく微笑む男。
差し出されたホワイトボードを見て男が『近藤勇』さんであると彼女はわかる。
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『こっちに来てくれるか?』
疑問に思いながらも出口に向かって歩き出すその人に小走りで駆け寄り、未だ言い合いをしている二人を置いてその場をあとにした。
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リアルドS - 沖田くんカッコいいo(〃^▽^〃)o (2020年2月29日 22時) (レス) id: ab2e31f108 (このIDを非表示/違反報告)
アニオタで何が悪い。 - nanasiさん» 本人ではなくてすみませんが、ゆっくりと話して、短い言葉なら、聞こえるのではないでしょうか。 (2018年10月15日 23時) (レス) id: b56a29ce1c (このIDを非表示/違反報告)
nanasi - 質問なんですが、11の冒頭で沖田の呼びかける声が聞こえているのはどういう状況ですか?片耳だけ聞こえるとか有るんですか? (2018年9月30日 22時) (レス) id: 24c72b8a8f (このIDを非表示/違反報告)
青ウサギ(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります (2018年9月30日 14時) (レス) id: 96f8c4fa92 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - このお話大好きです!!番外編楽しみにしてます! (2018年9月30日 14時) (レス) id: 9001c617e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青ウサギ | 作成日時:2018年2月27日 20時