検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:15,218 hit

*8 ページ10

.

「くっそ…マジ無理だ…」


「勝てる訳ねぇだろ…」





部屋の端に座る東谷(とうごく)暁月(あかつき)


その姿はすっかりと撃沈しており、鼻をすする音も微かに聞こえる。



Aは自身のゲーム機に目を落とすと、画面には”WIN”と表示された文字。


自然と顔がニヤける。



.

「何してんの」





突然頭上から降ってきた声に、Aは目を瞬きさせ顔を上げた。


1本のアホ毛を揺らし、片手には握り飯。そして青い瞳。





『あんた今日の会議サボっただろ』


「何?お前出たの?俺が部屋行った時は寝てたじゃん」


『勝手に部屋入ってくんなよ。』






神威は首を傾げる。

残りの握り飯を無理矢理Aの口の中に押し込んだ。




.

「何しようが俺の勝手だろ、これでもやるから機嫌直せよ」


『…ほはへのへぃだろ(お前のせいだろ)』





Aのゲームを奪い取り、ブチりと電源を切ると典儀(てんぎ)に向けて投げ捨てる。


何とか受け止め胸を撫で下ろす典儀(てんぎ)。その横で顔を顰めてチッと聞こえるか聞こえないかくらいの舌打ちをつく。





「こいつ借りるよ」


「え?あ、はい!」


『おい、なに勝手に了承してんだ。コラ、典儀(てんぎ)




「ふざけんな」とでも言うように睨むAの首根っこを掴みスタスタと部屋を出ていく神威。



それを見て、三人は呆然と口を開けていた。

*9→←*7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
52人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 神威 , 春雨   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

青ウサギ(プロフ) - これからのお話しで登場します!阿伏兎ではありません! (2018年6月29日 15時) (レス) id: 96f8c4fa92 (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - すいません。気になったのですが、目の下にくっきりとクマを付けて、体形がガッチリとしている男←阿伏兎でしょうか?仲間内で敬語は使わないと思うのですが。阿伏兎じゃなかったらすみません。 (2018年6月29日 15時) (レス) id: efeb5e493c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:青ウサギ | 作成日時:2018年6月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。