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「オイオイ、お前ら何やってんだ」
顎を擦りながらやれやれと溜め息を吐く阿伏兎。
そしてその隣では腹を抱えて
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「A、喧嘩なら他でやってくれ」
『え、阿伏兎。それって“会議に出なくてもいい”ってこと?』
「そういう意味じゃねぇよ!このすっとこどっこい。」
「会議くらい出ろ」とAの頭に拳骨を下す阿伏兎。頭からシューと煙が出る。それ程痛いのだ、副団長である阿伏兎の拳骨は。
『暴力反対…駄目…絶対…』
「お前が言うか。ったく、俺は何処で育て方を間違えたんだ?」
阿伏兎はAにとって親も同然の存在である。幼い頃に第七師団に入団したAを1番面倒見てくれて今現在もお世話になっている。
それもあってか二人はとても仲が良く、何かと趣味も合う。が、
『あーもう、本当阿伏兎のそゆとこ嫌い』
「ガキに好かれてぇとは思わねぇよ」
『くっそ、いつか潰す』
仲が悪い時はとことん悪い。
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青ウサギ(プロフ) - これからのお話しで登場します!阿伏兎ではありません! (2018年6月29日 15時) (レス) id: 96f8c4fa92 (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - すいません。気になったのですが、目の下にくっきりとクマを付けて、体形がガッチリとしている男←阿伏兎でしょうか?仲間内で敬語は使わないと思うのですが。阿伏兎じゃなかったらすみません。 (2018年6月29日 15時) (レス) id: efeb5e493c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青ウサギ | 作成日時:2018年6月6日 22時