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会議中。
Aは珍しいと思われるほど、真面目に話を聞いていた。
脚を組み明らかに怠そうな顔はしているものの、目線は常に話している者の方に向けており。
あまりに真面目な故、逆に心配になってきた凛州は、横から聞こえるか聞こえないかくらいのボリュームで話しかける。
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「隊長…話聞いてます??」
『…聞きたくても聞けねぇだろ。だからとりあえず話してる奴の方見てる』
Aにそう言われて凛州は気付く。
周りの団員達が皆、Aの脚に視線がいっている事に。
先着替えた服は、歩いている時は違和感もなく目立つことは無い。しかし、着替えたとは言えチャイナ服に変わりはなく。
座った時に脚を組んでしまえば、自然とチャイナ服が捲れ、白く綺麗なAの脚が姿を現す。おまけにスリットも深い…と来たら。
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「…隊長、脚を組んでいるからだと思いますよ」
『はぁ…?脚組まないとやってらんねぇよ。とりま、あいつらキルしてー凛州』
「レッツゴー」と何気にテンションの高いAが熱い視線を送る奴を指さす。
そしてそれに気づいた阿伏兎は、会議後すぐに人気のない所にそいつらを呼び出しては叫び声が長い廊下に響き渡り、
それ以来、そいつらを見た奴は1人としていない。
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青ウサギ(プロフ) - これからのお話しで登場します!阿伏兎ではありません! (2018年6月29日 15時) (レス) id: 96f8c4fa92 (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - すいません。気になったのですが、目の下にくっきりとクマを付けて、体形がガッチリとしている男←阿伏兎でしょうか?仲間内で敬語は使わないと思うのですが。阿伏兎じゃなかったらすみません。 (2018年6月29日 15時) (レス) id: efeb5e493c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青ウサギ | 作成日時:2018年6月6日 22時