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よそ ページ40

あの日から数ヶ月が過ぎた
言っても、3ヶ月程だが。

ここでの生活も慣れてきて、今はそれなりに女中らしくできている


血溜まりを掃除をしたり、玉壺から贈り物を貰ったり、ご飯を作ったり、血を吸われたり…

食材がなくなったら猗窩座さんに連れて行ってもらったりして。

相変わらず変な鬼が多いが、何事もなく暮らせている



そんな時だった。



『嘘………累くんが……』



突然、訃報を無惨様から告げられた。

異空間の中で畳に正座し、目の前の鬼を見る



「これから下弦の鬼を集結させる。私はもう我慢の限界だ。不始末はお前に任せる」



『かしこまりました。』



怒りを露わにする無惨様を見ていると、やはり人間ではない者なんだと実感する



──ベンッベンッ



琵琶の音が鳴り響き、ポツンポツンと鬼の姿が見えてくる

これが下弦の鬼達……
累くんと魘夢にしか会ったことなかったけど、どの鬼も片目に数字が刻まれている

私は無惨様の傍らに座り直し、下弦の鬼達が集合するのを待った



──ベンッ



目の前に5人の鬼が集まった

無惨様なのかわからないのだろう
皆、状況を把握できていない



「頭を垂れて蹲え。平伏せよ」



そう無惨様が言葉を発しただけで集められた鬼たちは一瞬で頭を下げた

そんな中、女性の鬼が震えた声で言う



「も、申し訳ございません。お姿も気配も異なっていらしたので……」



「誰が喋って良いと言った?」



これはあまりにも理不尽すぎないか?
だが私にも口を出す権利はない。黙ってその光景を見ることしかできない

それからは地獄の風景だった

無惨様は怒り狂い、下弦の鬼は弁解の余地もなく殺されていく

なんともまあ理不尽で溜息が出そうになる

……そしてこれを片付けるのは私だ。
もう少し後のことを考えてくれてもいいと思うのだが。

最後に残されたのは魘夢
…………あいつは殺されること、なんとも思わないだろう

そう思っていたらどうやら的中したらしい。
無惨様に気に入られ、血を分け与えられる

…私が無惨様に血をあげるときと似ている

そして琵琶の音が鳴り響き、魘夢は別の場所へ飛ばされた



これは……あと片付け大変だぞ



「……後の片付けは任せた。」



『はい。』



そして、無惨様も琵琶の音と共に消えた

あたり一面を見渡すと下弦の鬼の頭と目があった
何か言いたげだが……まぁ、いいだろう
死ぬまでの間、少しだけお話してあげようかな。

よそ あまり ひとつ→←みそ あまり ここのつ



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こなき(プロフ) - 三月の専属ストーカーなつめみくさん» わ!ありがとうございます😭そう言っていただけてモチベ上ります⤴ (10月16日 6時) (レス) id: cb4088d2da (このIDを非表示/違反報告)
三月の専属ストーカーなつめみく - あかざちゃんが優しすぎて泣く。むざりんが何がしたいのかは分かんないけどこれからの展開期待してます! (10月15日 13時) (レス) @page29 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
こなき(プロフ) - 雪製レンガさん» ウギャ嬉しすぎりゅ (7月7日 15時) (レス) id: cb4088d2da (このIDを非表示/違反報告)
雪製レンガ - イメ画うますぎて泣けてきます… (7月7日 10時) (レス) id: 53ca077bc3 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - 柴犬愛好者さん» 分かりみが深すぎる (7月1日 10時) (レス) @page17 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狐那菊 | 作成日時:2023年5月28日 1時

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