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食満留三郎 ページ27

「へぇ、Aっていうのか!これからよろしくな

俺の事は気軽に留三郎と呼んでくれ」

『あぁ。こちらこそよろしく留三郎』


食満くんもとい、留三郎は人当たりのいい笑顔でオレに手を差し出す。挨拶代わりの握手を交わし、そこでオレは伊作くんの事を思い出す


『あれ、そういえば伊作くん見なかったか?
留三郎探すと言って行ってしまったんだけど…』

「なに!?伊作が?」



留三郎は慌てて外へと飛び出す。
オレも続いて外へと出る

すると、倉庫の左側

さっき倉庫に入る時にはなかった穴が一つ、あった。



『まさか、』




一つの予感が頭をよぎり、まさかとは思いつつ中を覗く




「あ、良かった。気づいてもらえた」

『…伊作くん、』

「ごめん。

手を貸してくれないか?壁が不安定で自力じゃのぼれそうにないんだ」

『あ、あぁ』



いつもとなんら変わらない口調でそういう彼に狼狽えつつ手を差し出した。

引き上げられた体は泥と土埃が付いていて
落ちる時に擦ったのかかすり傷が少々あった。


伊作くんを拾い上げた後の穴を見る。

穴の手前には目印代わりに使われたのか小石が散乱していた



六年生となれば罠ありのサインが分からないわけない




(……まさか、これが、、こへーたの言っていた不運?)



「ふぅ、助かった。ありがとうA」

『伊作くん…とりあえず泥と土埃落とそ?
井戸は……』

「あ、伊作!大丈夫か!?」

「あぁ。なんとかね」



留三郎とも合流し、一度伊作くんの体についた汚れを落とすため井戸に向かう。



『不運、か…』




二人には聞こえない程度で、ポロリと言葉を零す


(でも、はたしてそんな言葉一つで収めていいものなのだろうか)

見上げたそこに君がいた 伊作side→←あいさつしてまわろう



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設定タグ:忍たま乱太郎 , 男主 , 六年生
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伊綱(プロフ) - ずんだ餅さん» ありがとうございます!気長に待ってて頂けたら幸いです^ ^ (2023年2月25日 8時) (レス) id: 4fcd5fb6be (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - 面白いです!!!更新待っときます。(*`▽´*) (2023年2月21日 23時) (レス) @page43 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
伊綱(プロフ) - Moonさん» コメントありがとうございます!大変励みになりますッ (2023年2月19日 17時) (レス) id: 4fcd5fb6be (このIDを非表示/違反報告)
伊綱(プロフ) - スイちゃんのご友人のご友人さん» ありがとうございます!とても嬉しいです^_^ (2023年2月19日 17時) (レス) id: 4fcd5fb6be (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇‍♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月9日 18時) (レス) @page42 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊綱 | 作成日時:2022年10月10日 19時

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